【Nexus 超活用 7】ウェブページも手書きメモもノートも取り込めるEvernoteは使う価値大アリだぞ

Evernoteは、オンライン上でメモを管理し、PCやスマートフォンから利用するためのサービス。かなり前から「定番」と言われている、愛用している人からすると手放せない、しかし使っていない人からは「何に使えばよいのかよく分からない」と言われているサービスだ。ただ、Nexus 7ユーザーであれば、はっきり言って使う価値アリだ。
7インチタブレットがあれば、「情報の入力」という意味でも「閲覧」という意味でも、スマートフォンしかない場合と比べ、便利さが段違いに上がる。ちょっとした覚え書きなら、紙のメモ帳を使わずタブレット上で記録できるようになるし、紙のメモやノートを書いた場合にそれらを画像として取り込み、後から7インチディスプレイで確認できるようになる。

学生なら勉強やサークル活動、社会人なら仕事や自主的に行っている勉強に関する、すべての情報やメモ・ノートを、Evernote上で一括管理できるぞ。


Evernoteの基本とウェブページの取り込み方

Evernoteでは、ある「ノート(Evernoteを使ったことがない人は、テキストやワードなどのファイルに相当すると考えればよい)」を、「ノートブック(同様に、フォルダに相当すると考えればよい)」に分類して管理する。例えば、「仕事」「TOEIC対策」などの「ノートブック」を作成するとよいだろう


Evernote – Android Apps on Google Play

Androidアプリは、左からメインメニュー、ノートブック一覧、ノート一覧と3画面で、これらを切り替えながら利用する仕組みだ

Evernoteの「ノート」には、さまざまな情報を取り込むことが可能だ。画像や音声を取り込むことも可能だが、キーボードで入力する通常のテキストでメモを取り保存する、というのが一番基本的な使い方だろう。ただ、ちょっと思いついたことをさっとメモする、友人や同僚と話しながら決まったことをその場でメモする……といった用途に使おうと思うと、タブレットのキーボードでは、思うほどの速度で打てなくてイライラすることが多い。

タブレットへの手書きもNexus 7なら実用的

さっとメモを取りたい場合に、タッチパネルのキーボードで文字を打つのは面倒だ。スマートフォンユーザーの中には、結局紙のメモが万能……となって、オンラインメモを使わなくなる人が多い。ただ、Nexus 7の7インチディスプレイがあれば、手書き入力も、それほど非現実的ではない。スタイラスペンがあればなおさらだ。
ミーティングの日時場所など、ちょっとしたメモであれば、手書き入力は十分実用的だ。「タブレットのキーボードと比べて早い」というのはもちろんだし、Nexus 7なら、「画面に十分な情報を書ける」からだ。ここでは、Evernote連携機能を備えたスケッチアプリ「Skitch」を使い、画面にどのくらいの文字数を書けるか検証してみたぞ。


Skitch – Google Play の Android アプリ

スマートフォン/Nexus 7のフリーハンド/スタイラスで、1秒間に1文字程度の、つまり特に「丁寧」ではない普通のペースで、「あんスマ」と繰り返して書き続け、何文字書けるかをテストする。ペンの太さは最細とした

左から順に、スマートフォン(Galaxy S3)のフリーハンドとスタイラス、Nexus 7のフリーハンドとスタイラス。スマートフォンでは、フリーハンドだと33文字、スタイラス付きで62文字だったが、Nexus 7だと、フリーハンドで63文字、スタイラス付きで114文字。このくらい書けるなら、ちょっとした情報をメモするには十分なはずだ

紙のメモ帳と違い、PCからでもNexus 7からでも、スマートフォンからでも即座にチェックできる、というのが利点。「あのとき取ったメモ帳は、2階の自分の部屋に置いてあるバッグの中か」と思って2階に取りに行ったりする必要がないし、メモ帳を家に忘れる心配もない

Evernote対応のメモ帳やルーズリーフ「Shot Note」で書いたメモやノートをEvernoteに取り込む

短いメモなら、上述通りタブレット上で手書きすればよいが、長いメモやノートの場合は、やはり紙の方が書きやすい。ただ、紙のメモやノートは、「持ち歩かないと読めない」という点で、やはり不便だ。そこで、Evernoteに対応した「Shot Note」を利用しよう。スマートフォンカメラでメモやノートを撮影し、Evernoteに画像として放り込むのだ。専用アプリが用意されており、自動で真っ直ぐ補正してくれるから、PCやNexus 7上で読みやすい。
「Shot Note」は、A5以下のメモ帳タイプが有名なのだが、7インチディスプレイのNexus 7なら、B5サイズのルーズリーフでも十分に読めるぞ。「Evernote上に取り込んでしまえば紙のノートは捨ててよい」とまでは言えないが、少なくとも、出先で軽く確認したり、必要な情報がどのページにあるかを確認するだけなら十分。
例えば学生の場合なら、授業ノートを「Shot Note」のルーズリーフで取り、2週間以上前のノートは自宅のバインダーに保管しておく。授業中や休み時間に少し前のノートを見たくなったらNexus 7で確認し、テスト前になったらバインダーを引っ張り出して紙のルーズリーフを使って試験勉強をする……というように利用するとよいだろう。


SHOT NOTE – Google Play の Android アプリ

「Shot Note」にはさまざまなタイプがある。メモ帳タイプも便利だが、Nexus 7ユーザーならルーズリーフタイプも買いだ

四隅に専用のマーカーがあり、これらが黄色の領域内に入るように専用アプリで撮影を行うと……

自動で補正をかけてくれる。上部の「NO」「DATE」で番号や日付を数字情報として渡すことも可能だ。例えば学生なら、「NO」を科目別にすると、「NO●の科目の、●月●日のノート」というようにデータを管理できる

Nexus 7なら、B5ルーズリーフであれば、少なくとも何が書いてあるか確認する分には十分の視認性だ

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2012年10月26日17時00分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, , | Short URL
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