ソフトバンクからも2012年夏の新機種が発表!プラチナバンドやULTRASPEEDで快適な通信が可能に

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15日のau、16日のドコモに続いて、ソフトバンクからも2012年夏の新発売機種が発表された。29日の発表会の模様はUstreamで生中継され、現在も録画を視聴できる。
スペックなどの情報は特設ページプレスリリースで紹介されている。

ソフトバンクの今夏の新スマホでは、屋内やビルの影などでも通信しやすい900MHz帯の「プラチナバンド」に全機種が対応する。一部の機種では、ULTRA SPEEDによる高速なデータ通信も可能だ。
また、いずれの機種もAndroid4.0を快適に動作可能な1GBのRAMを備えており、ワンセグや赤外線通信、防水・防塵、おサイフケータイなどのガラケー的機能もほとんどの機種が網羅している。一部の機種は発売時のOSがAndroid2.3となっているが、すぐに4.0にアップデートされる予定だ。
以下では、各機種のその他の特徴を紹介するので、自分に合った機種を見つける参考にしてほしい。



AQUOS PHONE Xx 106SHは32GBストレージにmicroSDXC対応などハイスペック

106SH

多数の機種を手掛けるシャープからは、ソフトバンク向けにも3つの機種が登場する。
「AQUOS PHONE Xx 106SH」は、1.5GHzのデュアルコアCPUに、4.7インチ720×1280ピクセル液晶、約1210万画素カメラなどを備えたハイスペックな機種。
ドコモの「ZETA」やauの「SERIE」などと違うのは、内蔵ストレージが32GBと多めになっていること。さらに、外部ストレージは64GBまでのmicroSDXCカードにも対応しているので、高画質な動画ファイルも沢山持ち歩けそうだ。
また、ULTRA SPEEDにも対応し、受信速度最大42Mbpsの高速なモバイルデータ通信が可能。1900mAhの大容量バッテリを備え、液晶も省電力化するなど、バッテリの持続時間にも配慮されている。

気になるのは、ホーム、メニュー、バックなどのキーが画面上に表示されるソフトキー方式となっている事だ。老朽化しにくいのはよいが、側面のボタンでしかスリープを解除できなかったり、表示領域が減ってしまうなど、難点も多い。ただし、メニューキーは常時表示され、アプリによって表示位置が変わるようなことはないようだ。


AQUOS PHONE 102SHIIはプラチナバンド対応のマイナーチェンジ版

102SHII

シャープ製AQUOS PHONEのもう一つの機種は、昨年12月に発売された102SHをプラチナバンドに対応させた102H II。CPUはデュアルコア1.0GHzで内蔵ストレージも4GBと少なめだが、ディスプレイは4.5インチ720×1280ピクセル、カメラは約1210万画素、など映像面のスペックは他の夏の新機種と比べても遜色ない。
ULTRA SPEEDにも対応しているが、速度は21Mbpsまでとなっている。
冬モデルのマイナーチェンジ版ということもあってか、出荷時のAndroidのバージョンは2.3だが、夏以降に4.0へのアップグレードが予定されている。


PANTONE 5 107SHは放射線測定機能がユニークな小型機種

107SH

米国の色見本帳メーカーであるPANTONE社とのコラボレーションで多彩なカラーバリエーションを誇るシャープ製の人気シリーズから、初のAndroid搭載スマホとなるPANTONE 5が登場。3.7インチのコンパクトサイズで、8色が用意される。
特に目を惹くのが、放射線測定機能を備えていることだ。GPSと連動して地図上に記録を表示するなど、スマートフォンならではの多彩な方法で放射線を警戒できる。
OSは初期状態でAndroid4.0が搭載されるが、画面解像度は480×854ピクセル、約490万画素カメラ、シングルコアCPU、4GBストレージなど、全体的にスペックは低めで、アプリなどを多用しないライトユーザー向けの機種となっている。


ARROWS A 101Fは高性能カメラなど機能が充実

101F

富士通のARROWSシリーズがソフトバンクからも発売される。ドコモのARROWS XやauのARROWS ZではクアッドコアのCPUが採用されているが、ソフトバンクのARROWS A 101Fはデュアルコアの1.5GHzとなっている。
4.3インチとやや小ぶりなこともあってか、画面解像度は960×540ピクセルとAQUOS PHONEより見劣りするが、裏側が約1310万画素、画面側が約132万画素とカメラの性能はトップクラス。さらに、ULTRA SPEEDの42Mbpsに加え、電波干渉の少ない5GHz帯のWi-Fiや、低速ながら省電力なBluetoothのバージョン4.0などに対応するなど、通信機能も充実している。
他機種より高いIPX5/IPX8の防水性能を備えている他、今夏のARROWSで特徴的な指紋センサーも搭載される。
ストレージの容量は8GBと、ハイスペック機種にしては若干少なめだ。


ウィルコムのDIGNO DUAL WX04KはPHSでの通話も可能

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ソフトバンクと合同で新製品発表会を行なったウィルコムからは、初のAndroidスマートフォンとして京セラ製の「DIGNO DUAL WX04K」が発売される。3Gに加えてPHSでの通話にも対応しているのが特徴で、通話可能エリアが広め。ソフトバンクの回線を借りて提供する3Gデータ通信は、21MbpsまでのULTRA SPEEDにも対応している。
4.0インチ480×800ピクセルの液晶に1.2GHzのデュアルコアCPU、2GBの内蔵ストレージ、約500万画素のカメラなど、スペックはあまり高くない。特に2GBの内蔵ストレージは、極力アプリをSDカードにインストールしていても、沢山のアプリをインストールして使いまくっていると不足しそうだ。
また、赤外線、ワンセグ、防水機能は搭載されているが、おサイフケータイには非対応だ。
発売日は6月21日と早めで、発売時のOSはAndroid2.3だが、4.0へのバージョンアップが予定されている。


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2012年05月29日20時41分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
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