RARやLZHにも対応の圧縮・解凍アプリ「ZArchiver」

zarchiver大量のファイルを1つにまとめたり、無圧縮の大容量ファイルのサイズを削減したりしてネット経由で受け渡しやすくしたいときに使う圧縮ファイルには、さまざまなファイル形式が存在する。特に有名なのが「ZIP」だが、データの破損対策機能などが備わった「RAR」や、日本製の「LZH」形式などで圧縮されたファイルもしばしば見かける。
これらの形式のファイルを利用するには、対応した解凍ソフトが必要だ。ファイルマネージャなどにも解凍機能が備わっていることがあるが、RARやLZHには対応していないことが多いので、より対応形式の多い専門アプリも導入しておくと便利だ。最近登場した「ZArchiver」なら、RARやLZHなど多くの形式のファイルを解凍できるぞ。
ZArchiverでは、圧縮ファイル全体を解凍するだけでなく、圧縮ファイルの中のファイルを一覧表示して選択したファイルだけを解凍することも可能だ。アイコン部分をタップすることで複数ファイルを選択できるなど、操作性もよくなっている。
ZArchiverには、圧縮ファイルの作成機能も備わっている。RARやLZHでの圧縮はできないが、対応ソフトの多いZIPに対応しているので十分だろう。パスワードによる暗号化機能も完備している。使用中のファイルマネージャに圧縮機能が搭載されていない場合は、こちらも役立つだろう。

zarchiver_001ZArchiverを起動すると、このようにフォルダ内のファイルの一覧が表示される。上位のフォルダに戻るには、一番上の「…」をタップすればいい。

zarchiver_002圧縮ファイルをタップするとこのようなメニューが表示される。「Extract…」で指定フォルダに解凍できるほか、「View」では全体を解凍せずに中のファイルを確認できる。

zarchiver_003「View」を実行すると、圧縮ファイル内のファイル一覧が表示される。解凍したいファイルをタップするとこのようなメニューが表示されるぞ。


zarchiver_004「Open」を実行すると、ファイル形式に対応したアプリの一覧が表示される。

zarchiver_005一覧で選択したアプリで、一時ファイルとして解凍されたファイルの内容が表示されるぞ。

zarchiver_006リストの左のアイコン部分をタップすると、アイコンにチェックマークが付く。チェックの付いた項目をタップすることで、選択したファイルに対する一括処理が可能だ。選択されていない項目をタップすれば、選択解除などの操作を行える。

zarchiver_007圧縮ファイル以外のファイルをタップすると、圧縮用のメニューが表示される。「Compress to ~.zip」で、現在のフォルダ名を名前にしたZIPファイルに素早く圧縮できる。「Compress to ~.7z」では、圧縮率の高い7zip形式で圧縮できるが、対応ソフトはあまり多くないので注意が必要だ。

zarchiver_008「Compress…」を実行すれば、このような詳細設定ダイアログが表示され、解凍パスワードなどの設定をした上で圧縮を行えるぞ。

ZArchiver
多数のファイルを送信・公開するときは「ES ファイルエクスプローラ」でZIP形式にまとめるとよい

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2012年02月26日17時12分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, | Short URL
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