Opera Software ASAが公開しているAndroid向けブラウザには、「Opera Mobile」のほかに「Opera Mini」というものがある。名前も見た目も似ているので紛らわしいが、両者は全くの別物なので注意しよう。

Opera Mobileがパソコン版のOperaを移植した普通のブラウザなのに対し、Opera Miniは、Opera社のサーバでページ描画の前処理まで行ない、端末上では最終的な描画だけを行なうという特殊な方式を採用したブラウザだ。

Opera Mobileにも「Opera Turbo」というページ読み込みを高速化する機能が搭載されているが、Opera Miniではさらに高速なページ表示が可能だ。端末側での処理が少なくて済むため、特にCPUなどの性能の低い端末で真価を発揮する。

特殊な方式を採用しているので、JavaScriptを使ったページなどの閲覧に支障が出ることもあるが、とにかくページの表示を高速化したいという人は、Opera Miniも試してみよう。

Opera Miniを起動すると、よく使うページを登録して素早く表示できるSpeed Dialの画面が表示される。

ツールバーの右端のOperaアイコンをタップすれば、このようなメニューが表示される。Opera Mobileに用意されている基本機能は、ほとんどOpera Miniでも利用可能だ。

設定画面では、画像の圧縮時の画質などを設定できる。

ページの表示も、一見すると普通のブラウザと変らない。ボタンクリックで表示状態を切り替えるなどの簡単なJavaScriptなら、Opera Miniでも動作するぞ。

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