クレディスイス証券、「他社がiPhoneを出したとしても構えは盤石」とソフトバンクを高評価

softbankultra9月29日にソフトバンクモバイルより発表された冬春商戦向けスマートフォンは、下り最大21Mbpsの高速データ通信「ULTRA SPEED」に対応したスマートフォン「ULTRA PHONE」4機種や、スライド式テンキーを備えたスマートフォンなど、iPhone全力投球のソフトバンクの商品ラインナップでは完全に日陰の存在だったAndroid機をここに来て12機種と一気に充実させた。

全9機種をラインアップした。ただ、auからのiPhone発売が噂される中、社長の孫正義氏の口からは、「我々からiPhoneがなくなっても、全く問題ない」という自信のあるセリフが聞けなかったのは残念だ。しかし、同社の株価は充実した商品ラインアップを評価してか下げ止まりを見せた。

クレディスイス証券では、「フィーチャーフォンからの買換えニーズをきっちり取り込めそうな、魅力的なアンドロイド端末を一気に取りそろえたこと」「ソフトバンク4Gと呼ぶTD-LTEサービスを出したこと」の2点を評価するレポートを発表した。

さらに、月額データ通信料金を5460円で据え置き、iPhoneの4410円との値差を保ったことから、「仮にKDDIにiPhoneが解禁された場合に備えて、対抗ラインナップを整えた印象」とし、必要に応じてAndroid端末の料金を下げてくると予想している。

一方、iPhone販売の噂が流れたKDDIの株価は利益確定の売りが出たのか、ここに来て大きく下げている。市場心理を直接反映する両者の株価に、しばらく目を離せそうにない。

ソフトバンク(9984) 他社がiPhoneを出したとしても構えは盤石。(クレディスイス証券)(2011年9月30日 12:59)【NSJ日本証券新聞ネット】
ソフトバンク(株)【9984】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
KDDI(株)【9433】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

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2011年09月30日19時11分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード: | Short URL
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