「Xperia A SO-04E」などのドコモ製スマホには、「Gmail」「spモードメール」「Eメール」の3つのメールアプリがプリインストールされている。このうち、「spモードメール」は、従来の「iモードメール」のスマホ版だ。iモードメールと同じ「@docomo.ne.jp」の付くアドレスを利用できる。
このような携帯電話事業者が提供するメールサービスを「キャリアメール」と呼ぶ。

アプリの使い勝手はGmailなどに比べて見劣りし、パソコンなどからアクセスすることも出来ないので、メインのメールとしてはあまりオススメではないが、必要になる可能性はある。
まず、迷惑メールブロック機能が貧弱なキャリアメールを使っている人など、キャリアメール以外のアドレスからのメールを受け付けない設定になっている相手との連絡だ。懸賞などのサイトへの登録時にも、一人で複数アドレスを取得しての不正が難しいキャリアメールでの登録しか受け付けていない事がある。
また、今までiモードメールを使っていた場合、アドレスを多くの人に教えていて新アドレスを周知しきれず、従来のアドレスでも連絡を取れるようにしておきたいこともあるだろう。

普段はGmailなどを使うつもりの人も、spモードメールの使い方は一通り把握しておくといいだろう。

spモードメールのアプリは、ホーム画面のアイコンなどから起動できる。新着メールがあると、アイコンに赤い数字のバッジが表示されるぞ。

spモードメールを起動すると、8つのメニューが表示される。
「受信メール」→「受信BOX」と進むと、受信したメールの一覧が表示されるぞ。

受信メール一覧では、左のチェックボックスをタッチしてチェックマークを付けた状態にすると、保護や削除などの操作ボタンが表示される。「保護する」を選択して保護状態にしておかないと、古いメールは自動的に削除されてしまうので注意しよう。

メール本文の表示画面では、右下のメニューボタンで返信や削除などのメニューが表示される。

トップ画面の「新規メール」で、メールを作成して送信できる。

「TO」の欄の右の手帳を開いたようなアイコンをタッチすると、端末に登録されている連絡先の一覧が表示されるので、送りたい相手の項目の左のチェックをオンにして「決定」を押そう。一度に複数の相手を選択可能だ。

本文入力画面では、「デコメ」ボタンを押すことで、本文中にカラフルなアイコンなどを埋め込んだデコレーションメールを作成できる。他にも同様の機能を備えたメールアプリは幾つか公開されているが、標準アプリだけで手軽に楽しいメールを送りたい場合は、spモードメールをメインに使ってもいいかもしれない。

送信の実行は、右下のメニューボタンで表示されるメニューから行なう。宛先選択画面や本文入力画面を抜けると自動的にメニューが表示されるので、慣れれば手間は掛からないだろう。

デコレーションメールは、Gmailなどでも「画像を表示」の操作を行なえばちゃんと表示される。

「受信メール」の画面の「フォルダ作成」を選択すると、フォルダ名の入力画面が表示され、メールを分類整理するためのフォルダを作成できる。

メール一覧で項目にチェックを入れると表示されるボタンの「フォルダ移動」で、メールを別のフォルダに移動できる。

フォルダの長押しで表示されるメニューの「振り分け設定」で、受取ったメールを条件によって自動でそのフォルダに移動するように設定することも可能だ。

振り分け設定の一覧が表示され、項目をタップすると件名やアドレスなどの方式の選択画面が表示される。件名振り分けでは、入力したテキストを件名に含むメールが振り分けられるぞ。

新たに追加した振り分け設定に基づいて過去に受取ったメールを振り分けたい場合は、受信メール画面のメニューの「振り分け実行」を選択しよう。