Android SDKより快適に端末のスクリーンショットを撮りまくれるツールを作ったよ!

capturetool_009Android端末の画面内容を画像ファイルに保存する方法としては、Android SDKに含まれる「DDMS」というプログラムを利用するのが標準的だが、「Refresh」ボタンを押して画像を取得してから「Save」を押し、ダイアログにファイル名を入力するという煩雑な手順が必要で、多数のスクリーンショットを撮影するのが面倒だった。
そこで、より効率的にスクリーンショットを撮りまくるためのWindows用ツールをあんスマが作成したぞ。起動すると簡易Webサーバが実行され、ブラウザからアクセスして利用するようになっている。トップページにはデバイスの一覧が表示されるが、デバイスごとのページをブックマークしておけば、一発で表示することも可能だ。
デバイスごとの画面を表示するページでは、保存ファイル名を入力して「save」ボタンを押すだけで、画像の取得と保存が実行される。この時、ファイル名の末尾に数字が含まれれば、次回保存時の番号が自動で一つ増加するので、連番の画像を保存しやすい。狙った画面が撮れなかった場合、ブラウザの更新ボタンを押せば、再度同じ名前で撮影可能だ。
また、DDMSでは一部の機種でカメラのプレビュー映像が黒く塗りつぶされた状態になってしまうという問題があったが、このツールでは指定した画像を代わりに挿入することで、実際の画面に近い画像を保存できるようになっている。なお、Galaxy Nexusでは、DDMSでもカメラの映像を含んだ画像が保存できるようだ。
更に、画面回転を自動認識して横長の画像を保存する機能も搭載しており、いちいち「Rotate」ボタンで回転させたりしなくて済むようになっている。

capturetool_001まず、あんスマ記事「パソコンにAndroid SDKとデバッグ接続用ドライバを導入してUSBテザリングの準備」に従ってAndroid SDKとJDKをインストールし、SDK ManagerでPlatform-toolsをダウンロードしておこう。なお、SDKのインストール先は「C:\Program Files\android-sdk-windows」か「C:\android-sdk-windows」にしておくのが望ましい。

capturetool_002次に、AndroidCaptureToolのZIPファイルをダウンロードして解凍し、中に含まれるexeファイルを実行しよう。

capturetool_003タスクトレイにこのようなアイコンが表示され、ダブルクリックなどからトップページを開ける。右クリックメニューの「終了」でサーバを終了できるぞ。

capturetool_004トップ画面を開くと、パソコンにデバッグ接続されている端末の一覧が表示されるので、端末名の横の「Capture」をクリックしよう。

capturetool_005このように端末の画面が表示されるので、「保存ファイル名」にフォルダパスやファイル名(拡張子は不要)を入力して「save」ボタンを押そう。

capturetool_006saveボタンを押すと、今回保存された画像が表示され、「保存ファイル名」の末尾の数字が一つ繰り上がる。ページを再読込すれば、同じファイル名で再度保存を行なえる。保存せず最新の画面を取得したければ「update」を押そう。

capturetool_007このように、指定したファイル名で撮影された画像が保存されるぞ。

capturetool_008「QRコードスキャナー」のようにカメラの映像がリアルタイムでプレビュー表示されるアプリは、Android SDKのDDMSで撮影しようとすると、このようにカメラ映像の部分が黒塗りになってしまうことが多い。

capturetool_009AndroidCaptureToolで「背景ファイル名」に画像ファイルのパスを指定しておくと、その画像がカメラ映像の代わりに挿入される。また、画面回転を自動認識して正しい向きで保存してくれるぞ。

パソコンにAndroid SDKとデバッグ接続用ドライバを導入してUSBテザリングの準備
AndroidCaptureTool

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2012年02月26日17時01分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, , | Short URL
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