文字入力アプリとして使える「Google手書き入力」がついに登場

盤上に指やタッチペンで文字を書くことでテキスト入力を行える手書き式の文字入力アプリ「Google手書き入力」が登場した。Googleでは、以前からブラウザ上で利用できる手書き入力機能や、「Google翻訳」の手書き入力機能は提供していたが、ついに独立した文字入力アプリになった形だ。
下積みが長かったためか、最初から82もの言語に対応しており、日本語にもバッチリ対応している。インターネットに接続されていないオフライン状態で利用できるが、Googleのサーバで認識処理を行うオンラインモードに切り換えて認識精度を向上させることも可能だ。
また、絵文字の入力機能も備えている。細かい表情などは一発で入力するのは難しいが、星やハートなどの簡単な絵ならすんなり入力できるぞ。
現在の所、平仮名からの漢字変換や単語の予測入力などの機能は用意されておらず、「I」「l」「|」や「O」「0」のような紛らわしい文字もうまく認識されないなどの難点があるため、メインの日本語テキスト入力アプリとして使うには不向きだが、読み方の分からない漢字を入力したい場合などに役に立つかも知れないので、インストールしておいて損はないだろう。

Google手書き入力 – Google Play の Android アプリ




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Google手書き入力をインストールして起動したら、「Google手書き入力を有効にする」を押し、文字入力アプリの一覧で「Google手書き入力」を選択して「注意」の画面で「OK」を押そう。


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次に「言語をダウンロードする」を押して言語データをダウンロードしよう。


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「Google手書き入力を選択する」を押せば文字入力アプリの切り替え画面が表示される。


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Google手書き入力を有効にした状態で文字入力欄をタッチすれば、このような手書き入力画面が表示される。白い盤上に文字を入力して、上部の候補から語句を選択して入力していこう。なお、下部ツールバー中央の空欄はスペースを入力するためのボタンだ。


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入力が止まると自動的に第一候補が選択されて左に流れていってしまうが、左下の矢印ボタンを押すと選択を取り消して入力し直せるぞ。


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候補は3つしか表示されないが、長押しすることで追加の候補が表示される。


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右下の顔のアイコンを押すと絵文字入力モードになる。星やハート、涙や「いいね」などの簡単な絵柄なら、一発で出る事も多いぞ。


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表情などは一発で思い通りの絵を出すのは難しいが、上機嫌や不機嫌など大まかな方向性は認識されるので、追加候補を表示すれば丁度いい絵が見つかるだろう。


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「IME」のようなIやOを含む英単語の認識は苦手なようだ。


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下部左から2番目の雲のアイコンをタッチすると、Googleのサーバを利用した文字認識の有効・無効を切り替えられる。


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オンライン認識を有効にしたところ、「IME」もちゃんと第一候補に表示されたぞ。


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Google手書き入力の画面の右上のメニューボタンからは設定画面などに進める。


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設定画面では、入力を止めたときに自動選択されるまでの待ち時間などを設定できるぞ。

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2015年04月16日23時19分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, | Short URL
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