「SimCity BuildIt」は、道路を引いて住宅地や工場などを設置し都市を発展させていく定番シミュレーションゲームをモバイル向けにアレンジしたゲームだ。
従来のシムシティシリーズと違うのは、住宅を増築して人口を増やすには、工場で必要な資材を生産する必要があるということ。資材の生産には資金は必要ないが、数分から数十分の待ち時間が必要だ。普段は時間のかかる製造を命令して放置しておき、休み時間などに少しずつプレイするという、いわゆる「放置系」要素のあるゲームとなっている。
基本プレイは無料で、アプリ内課金を利用すればゲーム内通貨などを楽に入手できるという方式だが、無課金でも十分快適に楽しめる。

公園や消防署などの施設を近くに設置したり、工場などの公害施設を離して設置するなど、住民が快適に暮らせるように都市設計を行っていくのは、従来のシムシティシリーズと同様だが、施設の維持などに費用はかからず、時間が経てば必ず税収で資金を増やせるので、根気よく待てれば資金不足で打つ手がなくなってしまう心配は無い。配置済みの施設をノーコストで別の場所に移動することもできるので、先のことは深く考えずに気楽にプレイ出来るぞ。
リアリティを重視して複雑になっている通常のシムシティと違って、手軽にプレイ出来るモバイルゲームらしいシステムに仕上がっている本作だが、徐々に発展していく街を見守るというシムシティの醍醐味は健在だ。面倒臭そうだからと今までシムシティを敬遠していた人も、本作で街作りにチャレンジしてみては。

・SimCity BuildIt – Google Play の Android アプリ

住宅地や施設は、道路に面した場所に設置する必要があるので、まずは道路の整備を行おう。道路のアイコンをタップし、「建設」を選択。

既存の道路からドラッグして道路を広げ、緑の決定アイコンをタッチして確定。道路建設に費用は不要だ。

施設を設置するには、カテゴリを選択して候補の一覧から設置したいものを選び、設置したい箇所にドラッグして決定アイコンをタッチしよう。住宅と小さな工場以外の施設の建設には資金が必要だ。

工場系などの建物は、周囲に公害を発生させるので、住宅地とは離して設置しよう。

消防署や公園などの施設は、周辺の住宅にしか効果が無いので、住宅地の中央に建てるといいだろう。

発電所や水道局などは、どこに配置しても構わない。供給量が限られているので、住宅地を増やして需要が増加したら、施設を増設してやる必要があるぞ。

住宅地を設置してしばらくすると、このようなヘルメットの吹き出しが現れる。必要な資材が揃っていれば、横に緑のチェックマークが表示されるぞ。

吹き出しをタッチすると、必要な資材が表示されるので、増築を実行したい場合は建物に向かってドラッグしよう。住宅を増築すると、街の人口が増える他、資金や経験値も獲得できる。経験値を貯めてレベルアップすることで、建設できる施設などが増えていくぞ。

規模の割に調達が面倒な資材ばかり要求される場合は、「新しい計画を依頼」を実行しよう。一定の待ち時間のあと、必要資材の内容が変更されるぞ。

必要な資材は、工場などの施設で製造する。施設をタッチし、製造候補を下部の枠にドラッグしよう。工場では、複数の資材を並行して製造可能だ。資材の製造にも資金は必要ない。

「資材工房」や「ホームセンター」などの加工施設は、資材を元に上位の資材を製造できる。製造にかかる時間は長めで、同時に一つしか製造できないが、次に製造する資材を予約する枠が用意されている。

製造が完了すると、施設の上にアイコンが表示され、タッチすることで回収できる。資材は画面左上に表示されている倉庫の容量までしか保持できないので注意しよう。

施設の上にたまに表示されるコインのアイコンは、タッチすると資材売却の案件が表示される。余っている種類の資材なら、売って資金に変えてしまおう。

住宅にしばしば現れるこのような吹き出しをタッチすると、資材倉庫の増築に必要なアイテムが手に入る場合があるぞ。

市役所を建設することで、一定時間ごとに市民から税収を得られる。税収が貯まると市役所の上にコインのアイコンが表示され、タッチすることで回収できるぞ。

市長の屋敷では、様々な目標を達成することで札束を獲得できる。札束は加工施設の待機枠の増設などに必要な貴重品なので、よく考えて利用しよう。