【Androidの基本テク】容量を食っている不要なファイルを探して消去

モバイル端末のストレージは、32GBや16GBなど限られた容量しかないので、大容量のゲームアプリをインストールしまくったり大量の写真や長時間の動画を保存しまくったりしていると、すぐに空き容量が足りなくなってしまう。
そんなときは、不要なファイルやアプリを削除して空き容量を確保する必要があるが、一般的なファイルマネージャでは効率的なファイル整理は難しい。ファイル一覧には個々のファイルのサイズは表示されるが、サブフォルダの容量は表示されず、各フォルダ内を確認しないと容量を食っているファイルがあるかどうかが分からないのだ。いくつものフォルダをしらみつぶしにチェックするのは非常に面倒くさい。
効率的に容量を食っているファイルやフォルダを探して削除したければ、設定画面の「ストレージ」で「その他」の項目をタップしてみよう。「/sdcard」フォルダ直下のファイルやフォルダが容量が大きい順に一覧表示され、チェックを入れた項目をまとめて削除出来るぞ。
削除できるのは「/sdcard」直下のファイルやフォルダだけで、そこにあるサブフォルダの中のアイテムを個別に整理することは出来ず、「Download」や「DCIM」などの特定用途向けのフォルダも対象外となっているなど、融通の利かない部分は多いが、急いである程度の空き容量を確保したいというときには十分に役立つだろう。
細かい取捨選択をしたい場合は、容量を食っているフォルダを突き止めてからファイルマネージャアプリで整理するか、「DiskUsage」などの本格的なファイル整理アプリを利用しよう。

DiskUsage – Google Play の Android アプリ




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Android標準のストレージ整理画面には、設定画面の「ストレージ」から進める。


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ストレージ画面に進むと、ストレージの全体容量や空き容量、ファイルの種類別の容量などが表示される。ファイルが多い場合は、容量の表示までにかなりの時間がかかることもあるようだ。


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メディアファイルやダウンロードフォルダ以外のファイルを整理するには、「その他」を選択しよう。


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このような画面で、端末の内蔵ストレージの共用フォルダ(/sdcard)直下のファイルやフォルダがサイズの大きい順に一覧表示される。項目にチェックを入れて左下のゴミ箱のボタンを押せば、ファイルを削除出来るぞ。確認メッセージなどは表示されないので注意しよう。


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「その他」に表示されないメディアファイル関連フォルダやダウンロードフォルダ内を整理したい場合や、各フォルダ内の特定のファイルのみを削除したい場合は、各種ファイルマネージャアプリを利用しよう。


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「DiskUsage」などのアプリを使えば、サブフォルダ内のフォルダもサイズ順に表示して、素早く容量を食っているファイルを削除出来る。


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なお、「ストレージ」画面の「アプリ」をタッチすると、端末上のアプリの一覧画面に切り替わる。容量のほとんどをアプリが占有している場合は、この画面から不要アプリの整理を行おう。


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各アプリの詳細情報画面では、アンインストールやデータの消去を行える。


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「キャッシュデータ」をタッチすると、アプリが再利用のために保存しているデータを削除出来る。必要になったときに再生成や再取得が行われるので、消してしまっても問題はない。ただし、アプリによっては生成や取得に処理時間がかかってしまう場合もある。


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「ダウンロード」では、標準ブラウザなどから呼び出されるAndroid標準のダウンロードマネージャで保存されたファイルが一覧表示され、選択したファイルの削除などを行える。
しかし、他のアプリが「/sdcard/Download」フォルダに保存したファイルは表示されない。これらのファイルを削除するには、ファイルマネージャなどを利用する必要があるぞ。


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「画像、動画」では「ギャラリー」などの画像ビューアアプリ、「音声」ではファイルマネージャアプリが起動するが、画像ビューアはファイル整理には向いていないし、ファイルマネージャはなぜかファイル選択モードで起動してしまうので、あまり意味が無い。これらのメディアファイルを整理したい場合は、別途ホーム画面からファイルマネージャなどを起動しよう。


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2014年12月05日04時55分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, | Short URL
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