多くのガラケーには「クレードル」というものが存在した。クレードルを一般的な電源プラグに接続しておけば、あとはただガラケーをその上に置くだけで、半自動的に充電を行うことができたのだ。ところがスマホの時代になると、マイクロUSBコネクタによる充電が一般化する。電源アダプタが機種依存・キャリア依存しなくなったのはいいが、いちいちコードを抜き差ししないと充電できなくなってしまった。「あの頃のようにただ置くだけでお気軽に充電できるようにならないか」……こう思ったユーザーは決して少なくはないはずだ。

マイクロUSBコネクタにシートを装着し、台に置く

スペックコンピュータの「置きらく充電レシーバーシート for Android」は、そんなガラケー時代の快適な充電環境をスマホでも実現してくれるお得アイテムだ。本製品はスマホ背面に貼り付けるシートと、マイクロUSBコネクタに接続するコネクタから構成されている。コネクタをスマホと接続し、シートを背面に装着する。準備はこれだけでおしまいだ。
この状態でスマホを別売りのチャージボードと呼ばれる装置の上に置くと、充電が行われる。チャージボードが別売りだということでちょっとひっかかるユーザーもいるかも知れないが、本製品はワイヤレス充電の国際標準規格「Qi（チー）」に準拠しており、同規格に準拠したチャージボードなら基本的に他メーカー品であっても使用可能だ。
厚さ２ミリ以下であれば、ケースを装着していても充電が可能であるというので、ワイヤレスなのはいいが毎回ケースを外さなければならない、などということもない。ガラケーのあのお手軽さ以上の充電環境が手に入ることになるのだ。

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