日本の若者の間で定番のコミュニケーションツールとなっている「LINE」は、登録時に携帯電話番号との紐付けを促してくる。これにより、電話番号を知っている知人が手軽にアカウントを見つけられるようになっており、ネットサービスに馴染みの薄いライトユーザーに急速に広まった一因にもなっている。
しかし、メールアドレスなどに比べて手軽に変更や追加取得の行なえない電話番号を無闇にネットサービスに預けるのには抵抗がある人も多いだろう。知り合い検索の対象として使わせないように設定することは可能だが、迂回できてしまうセキュリティホールが存在しないとは限らない。
また、低価格のデータ通信専用サービスや自宅のネット回線しか使っていない場合、携帯電話番号自体を持っていないこともある。

携帯電話番号を使わずにLINEのアカウントを取得したければ、Facebookのアカウントを利用した認証を行なおう。Facebookのアカウントは、メールアドレスさえあれば簡単に取得できるぞ。
知人に自分のアカウントを友だち登録してもらうには、QRコードや招待メールを利用すればいい。招待メールに書かれたURLをコピペすれば、SNSなどで知らせることも可能だ。

・LINE（ライン） – 無料通話・メールアプリ – Google Play の Android アプリ

LINEのアプリをインストールし、「新規登録」を押したら、「Facebook」を押そう。

Facebookの認証画面が表示されたら、「新しいアカウントを作成」を押す。既に捨てアカウントを持っているなら、メールアドレスやパスワードを入力してログインしてもいいだろう。

メールアドレスとパスワード、ローマ字の姓名と性別、生年月日を入力するだけでアカウントは作成可能だ。

入力したメールアドレスにアカウント開設の確認メールが届くので、「スタート」を押そう。

LINEでFacebookのアカウントを入力すると、アクセスする機能の確認画面が表示されるので「OK」を押す。

次に、LINEがFacebookアカウントの書き込みを行なえるようにするかを選択する画面が表示される。「スキップ」を押せば許可を与えずに使うことが可能だ。

利用規約が表示されたら「同意」を押し、必要に応じてユーザー名を変更し「登録」を押せば登録完了だ。

その場にいる知人を友だち登録するには、友だち追加画面の「QRコード」を選択しよう。カメラの映像が表示されるQRコード読み取り画面が表示され、相手のLINEのQRコードを画面中央に収めれば読み取りが行なわれ、友だち追加の確認画面が表示される。
自分のQRコードを表示するには、この画面の「自分のQRコードを表示」を押せばいい。

メールやSNSでネット上の知り合いに友だち登録してもらうには、友だち追加画面の「アドレス帳」を選択し、招待方法で「E-mail」を選択。連絡先の一覧が表示され、「招待」を押すとメール作成画面が表示される。この本文の後半に書かれているURLをコピペすれば、メール以外の方法で知らせることが可能だ。

設定の「プライバシー管理」で「QRコードを更新」を選択し、問い合わせメッセージで「確認」を押せば、過去に作成した友だち登録用URLを無効化できる。不特定多数が閲覧可能な掲示板などに書き込んでしまった場合は、知らない人に見つかってイタズラされる前に無効化しておこう。