LINEの間違い送信を可能な限り防ぐには?

LINEの「トーク」(チャット)は、最近トークした人順に上から並ぶため、同じ時間帯に複数の人と別々のトークをしていた場合などには「トークの誤送信」という悲劇が起きる。相手がプロフィール写真を設定していなかったり、似たような名前だったりする場合なども同様だ。しかも、LINEは送信したスタンプ、テキスト、音声メッセージ、画像、動画、位置情報などは、相手が読む前でも消せない。「誤送信は絶対しない」が基本なのだ。本日は具体的な事例をもとに、悲劇を起こさないための対策を考えてみよう。

 

 

一歩進んだお友達へのメッセージを奥さんに送ってしまった田島純さん(38歳)

妻と、一歩進んだお友達から同じスタンプをもらっていた純さん。

↑みんな似たり寄ったりのスタンプ寄越すもんだから間違いが起きる。

妻からの「(録画)何時だっけ?」というトークを一歩進んだお友達からと間違え、うっかり一歩進んだお友達との待ち合わせ場所と時間を送信してしまった。

奥さんのバカ丁寧な敬語が怖すぎるwwwちなみに、間違い送信した田島氏は堂々と『ああ、ごめんごめん、間違えちゃった。先月号でデザイナーの渡辺がポカやらかしちゃって、広告のところでちょっとミスっちゃってさ。急遽、クライアントに謝らないといけなくなったんだよ。参ったよ~。デザイン事務所は東銀座だからさ、タクシーで拾ってちゃちゃっと謝りに行こうと思ったわけ。だってお前との大事なクリスマスじゃん?ごめんごめん、なる早で帰るよ』と、参ったよ俺もちょっとキレてるんだよ的なトークを送ってごまかしたそうな。一歩進んだお友達にはちゃっかり会ったそうだが、彼の努力も、私がここに晒すことで全くのムダとなるわけで非常に感慨深い。

ちょっとした陰口を本人に送ってしまった山内亜由美さん(19歳)

偶然、仲良しの先輩と、友達の姉が同級生だったことを知った山内亜由美さん。「彼女のお姉さんってどんな人?」という話を先輩としているときにその友達からトークが入ったため、間違えてちょっとした陰口を本人に送ってしまった。
↑女はどうして飼っている犬をアイコンにしたがるのだろうか。しかもプードル多すぎるだろ。見分けつかねっつの。
↑これはもう言い逃れができない惨事。「お××と頭が緩い」つまりバカってことだもんね。その後、友達は非常に山内さんに冷たく、渋谷のクラブでやる毎年恒例の誕生日パーティにも呼んでくれなかったそうな。「悪口を間違えて本人に送った」パターンはママ友間でも似たような事例があり、子どもと先生、学校、ほかのママ友を巻き込んだ大惨事になったという。くれぐれも注意したい。

お泊まりアリバイ工作成功を、彼氏ではなくママに送ってしまった山崎心春さん(17歳)

友達のママまで巻き込んでしまったのは山崎心春さん。敗因は、彼氏んちのお泊まりを一刻も早く確定させたいために、三者とほぼ同時にトークし、さらに似たようなスタンプを送っていた点だろう。
↑スタンプは大きな落とし穴になるので、送った後は要注意。キーボードを開くとスタンプで直前のトークが隠れてしまうのだ。ちなみに、「アリバイ工作する友達」のトークにある「伸子」は、お母さんのことらしい。最近の若い子はお母さんを下の名前で呼ぶのか。びっくり。
↑スタンプの連続はなるべく避けて、連続していてトークが見えない場合は画面をスライドして以前のトークを表示するのが鉄則だ。では、ここから心春さんの惨事を連続してご覧いただこう。
↑「別の愛菜ちゃん」を「べむの愛菜ちゃん」にミスタイプしているところなどに焦りが伺える。なお、心春さんはお泊まりがダメになった上に、今まで愛菜ちゃんちと嘘をついて彼氏のところに泊まっていたこともすべて白状させられ、父親にぶん殴られ、門限7時の外泊禁止という処分になったとのこと。「山崎ママリン」的には、仲がいいと思っていた娘に陰でババア呼ばわりされていたことがよほど腹に据えかねたらしく、心春さんが買い物に誘っても「ババアが一緒でいいでしょうか」と嫌みを言うそうだ。しかも山崎ママリンは愛菜さんのお母さんにもクレームを入れたそうで、心春さんと愛菜さんの仲もギクシャクしているという。間違い送信ひとつで何もかもがぶちこわしになってしまうのである。

悲劇を起こさないための方策その1:名前を編集する

スマホアプリのLINEは、スマホの電話帳に登録されている名前と「友だち」の名前が同じになる。名前が似ていると間違いの元だ。絶対間違えず、かつ、うっかり「友だち」一覧を彼女や奥さんに見られても問題がない名前に変更しておこう。

↑トーク画面の名前の横にあるアイコンをタップし、「名前の編集」をクリック。


↑表示名を適当な男っぽい名前に変更し、「保存」をクリックすればOKだ。

悲劇を起こさないための方策その2:背景デザインを変更する

間違い送信をする人はたいてい、背景をデフォルトのままにしている。これでは事故が起きるのも時間の問題だったといえる。奥さんと「一歩進んだお友達」など、間違い送信が人生において致命的な打撃を与える人間同士は必ず背景を変えよう。

↑トーク設定を開き、「背景デザイン」「デザインの選択」の順にタップする。

↑適当な壁紙をタップして「選択」を押せばOKだ。なお、奥さんと「一歩進んだお友達」などは、色、模様の感じが全く違う壁紙にしておくこと。視覚に訴えて間違い送信を排除するのだ。

悲劇を起こさないための方策その3:トーク履歴はまめに削除する

彼女を警戒してSMSはまめに削除していても、LINEまで手が回っている男性は少ない。最近はLINEをやる女性が増えているので、キミのSMSをチェックするような女はLINEもチェックしていると考えて差し支えない。トーク履歴はまめに削除しておこう。
↑トーク設定から「履歴を削除」→「はい」の順にタップすればOK。なお、絶対にバレたくない相手とのトークはバックアップも取らないのが鉄則だ。

悲劇を起こさないための方策その4:パソコン版クライアントでは特に注意する

スマホアプリのLINEは、スマホの電話帳に登録されている名前と「友だち」の名前が同じになるが、パソコン版クライアントだと「友だちがLINEに登録しているハンドルネーム」しか表示されない。

誤送信の元なので、パソコン版クライアントを使うときはスマホとクライアントのアイコンを見比べて、誰がどのハンドルネームを使っているか把握し、名前を変更しておこう。
↑パソコン版クライアントの名前を右クリックして「表示名の変更」を選択。スマホ版LINEと同じ名前を入れて「保存」を押せばOKだ。

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2013年03月28日15時28分 公開 | カテゴリー: ソーシャル | キーワード:, | Short URL
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