多彩な音作りが可能で遅延も少ない本格楽器アプリ「普通のアナログシンセサイザー」

普通のアナログシンセサイザー」は、オシレーターやLFO、エンベロープ、ローパス/ハイパスフィルターなどのパラメータを調節して作成した音色で演奏できる電子楽器アプリだ。インターフェイスは、鍵盤や調節つまみなど現実のシンセサイザーを再現したものとなっている。
設計に当たっては初代nord leadシンセサイザーが参考にされているとのことで、オシレーターシンクやクロスモジュレーションなども搭載し、多彩な音作りが可能。作成した音色は最大128個までのプリセットとして保存でき、素早く切り替えて利用可能だ。
音声合成処理には、Androidで一般的なJavaプログラムではなく、より動作が高速なネイティブコードが使われているため、タッチしてから音が鳴るまでの遅延が最小限に抑えられており、ライブ演奏などでの利用にも耐えうる作りとなっている。
機能制限や広告などもない完全無料アプリながら、かなり本格的な機能を備えているので、Android端末を音楽活動に活用できるアプリを探している人などは要チェックだ。

普通のアナログシンセサイザー – Google Play の Android アプリ



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「普通のアナログシンセサイザー」を起動すると、このような画面が表示される。上部の調節つまみは、タッチして上下にドラッグすることで調節可能。鍵盤は2オクターブのみだが、右にある上下矢印ボタンで上げ下げが可能だ。
調節つまみの効果がよく分からないという人は、電子楽器博物館のnord leadの解説ページなどを参考に弄ってみるといいだろう。
nord 1 Front Panel(電子楽器博物館)


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左上の「Preset」欄をタップすると、保存した音色の一覧が表示され、選択した設定を読み込むことができる。左右矢印ボタンを押せば素早く前後の音色に切り替えることが可能。あらかじめ9つの音色が登録されており、最大128個まで保存可能だ。


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メニューボタンを押すとこのようなメニューが表示され、プリセットの保存が可能だ。「Save」では現在選択されている番号に現在の設定が上書き保存される。「Rename」では現在のプリセットの表示名を変更でき、「Copy」では現在の設定を選択した番号へ上書き保存することが可能だ。

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2013年03月11日00時41分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード: | Short URL
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