万一スマートフォンが壊れたり紛失してしまったりした場合や、駄目バージョンアップが行われた場合に備え、Androidアプリのインストール用ファイルである「.apk」ファイルをバックアップしておく、という手がある。予め「.apk」ファイルを作っておけば、前のバージョンに戻したい場合に、前のバージョンの「.apk」ファイルを使って手動インストールを行うことができるのだ。
あんスマでは、定番ファイラーアプリ「ES ファイルエクスプローラー」の機能を使った「.apk」バックアップテクを紹介してきたが、この方法だと、1アプリずつ、手動でバックアップを行う必要がある。今回紹介する「アプリ自動バックアップ」なら、インストール済みの全アプリに関して、一発で「.apk」バックアップを行うことができる。また、今後新しいアプリを入れた場合や、アプリのバージョンアップがあった場合にも、新しく入れたアプリ、新しいバージョンのアプリに関して、完全自動で「.apk」バックアップが行われるのだ。そしてさらに、「Dropsync」を組み合わせれば、生成された「.apk」ファイルを、完全自動で定番のクラウド型オンラインストレージ「Dropbox」上にバックアップすることも可能だ。「.apk」バックアップを、非常にラクに行うことができるぞ。

参考

あんスマでは、例えば先日の「Solid Explorer」のバージョンアップ時にも、「ES ファイルエクスプローラー」を使った「.apk」バックアップの方法を紹介した。

「アプリ自動バックアップ」で全アプリの「.apk」を一発生成

・アプリ自動バックアップ – Google Play の Android アプリ

「アプリ自動バックアップ」をインストールし起動。少し待つとインストール済みアプリのリストが表示される。チェックを入れて「手動バックアップ」で「.apk」バックアップが行われる。上部青バー右端にチェックを入れれば全選択だ。まずは、現在インストールされている全アプリの「.apk」バックアップを行うため、全選択→「手動バックアップ」をタップ。

当然ながら、「全アプリ」だと少し時間がかかるので待つ。

「バックアップ」タブにバックアップ済みアプリのリストが表示される。アプリ名をタップするとバックアップ済みバージョンが表示される。バージョン部分をタップすれば、（バックアップ済みである）そのバージョンのインストールが可能だ。



この時、本体内「backupApk」フォルダに、アプリ毎にフォルダが生成され、内部に「.apk」ファイルなどが生成されている。

アプリインストール/バージョンアップ時にも自動バックアップが発動

「アプリ自動バックアップ」がインストールされた状態で、新しいアプリのインストールを行うと……。

自動でそのアプリ（のインストールしたバージョン）の「.apk」バックアップが行われる。

バージョンアップを行った場合も……。

新しいバージョンの「.apk」バックアップが行われる。旧バージョンはグレーで表示されており、これをタップすることで旧バージョンのインストールが可能だ。

「.apk」ファイル等の保存先や、保持するバックアップ世代数などは、設定画面内で変更できる。

「Dropsync」で「.apk」ファイルをPCにもバックアップ

定番のクラウド型ストレージ「Dropbox」へのアップロードを自動化する「Dropsync」を利用すれば、スマートフォン内に生成された「.apk」ファイル等を、完全自動でDropboxやPCにもバックアップすることが可能だ。PC内に「.apk」ファイルがあれば、万一スマートフォンを紛失するなどしても安心だ。

参考

「Dropsync」でスマートフォン内のバックアップフォルダと、Dropbox上に生成したフォルダを「Upload only」で同期させる。



「.apk」ファイル等がPCにもバックアップされる。