オフィスアプリ「Quickoffice」プロ版が99円セール!「OfficeSuite」と比較しても「買い」かチェック

スマートフォンでWORDのdoc(docx)ファイルやEXCELのxlsファイルなどを開いて編集するための、いわゆる「オフィスアプリ」は複数あるが、中でも比較的有名どころな「Quickoffice」が、プロ版のセールを行っている。通常時1000円以上するプロ版を、なんと99円で販売しているのだ。スマートフォンでオフィスファイル確認/編集をする機会がある人なら買い!……と言いたいが、ちょっと気になることがある。競合アプリである「OfficeSuite」が、先日25円セールを行っていたことだ。現在は「OfficeSuite」のセールは終わっているが、年末年始などに、再び(今度は「25円」ではないにせよ)セールを行うことも考えられる。「Quickoffice」が「買い」かどうかの判断は、「OfficeSuite」との比較を行ってからでも遅くない。簡単な検証を行ってみよう。


Quickofficeのプロ(オフィス&PDF) – Google Play の Android アプリ


「Quickoffice」はDropbox等のオンラインストレージにも対応



初回起動時にはメールアドレスを登録するよう求められるが、「今後、このメッセージを表示しない」「後で登録」でも良い。メインメニューから、word,excel,powerpoint的な各アプリを起動する。



Dropbox等のアカウントを登録することで、ストレージ上のファイルを直接ブラウズし、開くことも可能だ。

同様の機能は「OfficeSuite」にも搭載されているが、対応サービスは「Quickoffice」の方が多い。DropboxやGoogleDriveはどちらでも対応済みだが、Evernoteに対応しているのは「Quickoffice」だけ、というのが、おそらく一番のポイントだろう。

各オフィスファイルを「Quickoffice」「OfficeSuite」で開いて比較

以下、全て、左が「Quickoffice」、右が「OfficeSuite」だ。



WORDファイルを開いて気付くのは、文字表示サイズが大きく違うこと。「Quickoffice」の方が読みやすい。スクロールもスムーズだった。



ただし、編集機能は「OfficeSuite」の方が高い。太字や文字色変更などのツールを使えるからだ。単純に文章を追加したり編集したり、画像を挿入したりすることは、「Quickoffice」でも可能だ。



EXCELファイルについては、「Quickoffice」は少し残念な感じだった。レイアウトがなされたテンプレートファイルなどをマトモに開けない。また、詳細を検証していないので軽くしか書けないが、関数についても、「Quickoffice」の方が対応状況が悪いように思える。


PowerPointファイルについては、基本的にどちらでも正常に開けるようだ。「Quickoffice」の方が一覧性が高いかもしれない。

まとめ

かなり大まかな比較としては、「Quickoffice」の方がビューアとしての性能は高い。「基本的にはメールで届くなどしたファイルをスマートフォンで開くためのビューア、ただし最低限の編集はできる」というような使い方を想定しているのかもしれない。一方、「OfficeSuite」は、「スマートフォンの限界に挑む編集機能、しかしビューアとしての性能はあまり優先されていない」というようなアプリに思える。
「Quickoffice」の方が良さそうだ、と思った人には、とりあえず、各種オフィスファイルをスマートフォンに転送した上で(またはDropboxなどのストレージに放り込んだ上で)、一度購入してみることをオススメする。転送しておいた各種ファイルを開いてみて、納得できなかったら15分以内に返金、納得できたらそのまま使い続ける、とすれば良いだろう。

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2012年11月24日21時43分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, , | Short URL
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