スマホを肌身離さず持ち歩くのが習慣になっていると、うっかり自宅に忘れて出かけたときに、不安でたまらなくなる。今この瞬間にも大事な電話やショートメッセージが届いていないか、気になって仕方がないはずだ。
万が一、スマホを家に忘れたときも、遠隔操作で着信状況をチェックできるよう、対策アプリをあらかじめインストールしておこう。「DroidAlone」は、スマホに届いた不在着信やショートメッセージを、別のメールアドレスに転送するアプリ。ショートメッセージでアプリを有効にすれば、以後は転送モードとなり、電話とショートメッセージの状況を逐一報告してくれる。
さらに、ショートメッセージでしか連絡を取れない相手にも返信できるよう、「AndroidLost」もインストールしておく。元々は紛失したスマホを見つけるためのアプリだが、パソコンから接続してショートメッセージを送信する機能があり、スマホを離れた場所から操作してメッセージのやり取りを行える。
スマホが手元にない状態でも、着信状況さえ把握できれば何の問題もない。スマホを忘れても慌てないように、職場やモバイルのパソコンから遠隔操作できる環境を整えておこう。

大ピンチ！ スマホを自宅に忘れてきてしまった！

自宅にスマホを置きっぱなしで出かけてしまうと、その日一日はスマホが気になって仕方がない。大事な電話の着信があったり、急な用事のショートメッセージが届いているかも……と考え出すとキリがない。スマホが手元になくても着信状況をチェックできる環境を整えておけば、家に忘れたときも余計な心配をする必要がない

「DroidAlone」でスマホの着信やSMSをメールに転送

スマホの置き忘れ対策として、「DroidAlone」をインストールしておこう。初期設定のウィザードで、Gmailのアカウントと連絡用のメールアドレスを登録しておく。初期設定が完了したら、DroidAloneは無効にしておこう

「自宅にスマホを忘れた！」と気付いても、DroidAloneが導入済みなら慌てることはない。知り合いからスマホを借りて、自宅のスマホにショートメッセージを送信しよう。メッセージの内容は「#電話番号-s:on」

自宅のスマホがショートメッセージを受信すると、DroidAloneが有効（Enable）になる。

DroidAloneが有効になると、以後、スマホへの通話着信やショートメッセージは連絡用のメールアドレスに転送されるようになるぞ。これで自宅のスマホに急な連絡が届いても、メールで報告が届くのですぐに対応できる

自宅のスマホを遠隔操作してショートメッセージを送信

スマホの紛失対応アプリである「AndroidLost」をインストールしておくと、パソコンからスマホを遠隔操作してショートメッセージを送信できる。AndroidLostでは「Google Push key」にチェックを入れてGoogleのアカウントの認証を行い、「Admin rights」を有効にしておこう

自宅にあるスマホからショートメッセージを送信したいときは「AndroidLost.com」にGoogleのアカウントでログインする

上のメニューの「Controls」から「Messages」を開く。「SMS post」の「Enter phonenumber to send SMS to:」にショートメッセージを送信したい相手の電話番号を入力。「Enter SMS message:」にメールの本文を入力して「Send」をクリックしよう。自宅のスマホからショートメッセージが送られるぞ。上記のDroidAloneと組み合わせれば、手元にスマホがなくてもショートメッセージでのやり取りが行えるのだ