モバイル版Google検索で手書き入力が可能に!海外旅行などで役立ちそうだが外国語を認識させるには表示言語切り替えが必要

モバイル版のGoogle検索に、手書き認識でキーワードを入力する機能が追加された。検索設定の画面で有効化すると、ページ上をなぞったときに軌跡が表示され、認識された文字がキーワード欄に入力されていく。画面下部のバーのボタンを押せば、通常のキーボードによる文字入力に切り替えることも可能だ。
現在の所、Androidの標準ブラウザやGoogle Chromeなどでアクセスしたときに表示されるWebKit系ブラウザ向けのページでのみ利用可能だが、Phony拡張機能でUser-Agentを標準ブラウザに偽装したFirefoxなどでも動作はする。

母国語での検索時には通常のキーボード入力の方が楽そうだが、外国の製品や看板などに書かれている読み方が分からない言葉を調べる場合には、文字の形さえ分かっていれば入力できる手書き入力が役に立つだろう。
ただし、現在のところ検索ページの表示言語で使われる文字以外は認識されないため、外国語を入力するには表示言語を変更する必要があるようだ。なぜか標準ブラウザでは設定画面での表示言語の変更が保存されないことがあるが、URLの後ろに「?hl=zh」のようなパラメータを加えてアクセスすれば、表示言語を変更できるぞ。



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手書き入力を利用するには、Googleのトップページの下部の「設定」などから設定ページに進もう。


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「手書き入力」の欄で「有効にする」を選択して、一番下の「保存」を押せば、手書き入力が利用可能になる。


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手書き入力が有効になっていると、画面下部に空白文字の入力や文字の削除の操作を行なうためのボタンが表示され、ページをなぞったときに軌跡が表示される。少しの間タッチしないでいると認識処理が実行されるが、急いで入力すれば複数の文字を一度に認識させることも可能だ。


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文字が認識されると、検索ワード入力欄に入力される。なお、大文字の「B」を上の図のように一筆で入力しようとすると「e」として認識されてしまう。どのみちアルファベットは全て小文字で認識されるので、「b」と書くようにしよう。


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日本語も認識されるのだが、複雑な漢字は右側の旁の形を思い出している間に左の偏の部分だけが認識されてしまうことがあるので、最初に文字の全体を思い浮かべてから一気に入力する必要がある。


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下部のバーの右端の「g」のボタンをタップするとバーが格納され、通常のキーボード入力に切り替わる。もう一度「g」ボタンを押せば、再び手書き入力に切り替わるぞ。


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Googleの表示言語を切り替えるには、トップページのURLの後ろに「?hl=」に続いて言語コードを付けたURLにアクセスすればいい。言語コードは日本語は「ja」、中国語は「zh」、ヒンディー語は「hi」、ロシア語は「ru」、ドイツ語は「de」、スペイン語は「es」、フランス語は「fr」、韓国語は「ko」など。URLなどで見かける「jp」や「cn」、「kr」のような国コードとは違うので注意が必要だ。その他のコードはWikipediaのISO 639のページなどに載っているぞ。


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このように、表示言語を切り替えれば簡体中国語の文字なども手書きで入力できる。

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2012年07月28日09時55分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード:, | Short URL
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