アースソフトのPT1/PT2といえば、地上/BS/CSデジタル放送の録画においては「裏定番」とでもいうべきカードだ。地上/BS/CSデジタル放送は、ダビング10などのコピー制御が施されていて、メディアへの書き出しやコピーなどむちゃくちゃ制限がキツい。「録画した番組を手軽に別のマシンで見たい！」といっただけでも面倒くさい手順が必要になってしまうのだ。

そんな中、PT1/PT2は、フリーソフトを組み合わせることで自由自在に視聴・録画・編集できる状態で録画できることで人気を集めてきた。PT1/PT2は電波の受信時に、コピープロテクトの信号をスルーしてしまうため、自由にコピーや編集が行なえる。動画をエンコードしてスマホで再生しやすい形式に変換したり、パワーのあるAndroidタブレットにコピーしてそのまま視聴するなんてことも簡単に行えるので、スマホ・タブレットユーザーにとっても便利な録画用カードだ。

PCI Express x1対応でロープロファイルでも使用できるようになった「PT3」

そんなPTシリーズの新作である「PT3」の情報が本日4月1日、アースソフトの公式サイトで発表された。最大の変更点は、これまでのPT1/PT2は「PCIスロット」用のカードだったが、PT3では「PCI Express x1スロット」に変更されていること。最近のPCではPCIスロットがない製品が多いので、PCI Express x1になったのは大きい。

さらに基板がロープロファイルでも使えるようになったのもうれしい点だ。これまではフルサイズのPCIだったので、スリム型のデスクトップPCなどでは使えないことが多かったが、今度はロープロファイルカードが使える製品ならPT3を差して録画マシンにすることができる。

接続はF型のアンテナ端子が、地上デジタル用×1とBS/CS用×1の2個装備されている。同時に受信できるのは地デジ×2、BS/CSデジタル×2で、計4番組を同時受信可能。対応OSはWinodws XP/Vista/7で、発売は2012年6月を予定とのこと。また価格はアースソフトの公式サイトによれば1万3200円になる予定とのことだ。

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・アースソフト PT3 スペック
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