FBIが公式にAndroidのロックパターンを強制解除することは難しいということを発表した。ロックパターンは理論上は389112通りある。

過去に、ペンシルバニア大学の研究論文では汚れから推測することが可能かもしれないという発表があったが、実際にはなかなか使えない技なのかもしれない。

Wiredの記事によるとFBIは証拠として押収したスマホのロックパターンを解除しようとしたが、解除が出来なかったので、令状をGoogleに提出し、Gmailのアカウントとパスワードを提供するように要請したという。

このことから、ロックパターンを解析していくよりも、Googleにアカウントとパスワードを請求した方が短時間で解決するという判断があったことがわかる。すなわちロックパターンの解析にはFBIでも請求するまでの時間以上の時間がかかるのだ。ロックパターンの強度を裏付ける事件と言えるだろう。一方のiPhoneは過去に瞬殺されたというケースもあるからなおさらだ。

ただし、Androidのデバック用ツールADBがオンにしている場合はこの限りでないようだ。

FBI Can't Crack Android Pattern-Screen Lock | Threat Level | Wired.com
悪用厳禁！端末のロックパターンをタッチスクリーンを見るだけで解除するには