忙しいサラリーマンや学生は、電車などでの移動中に書類の作成や確認などの仕事を片付けなければならないことが多々ある。スマートフォンがあれば、席に座り損ねてノートパソコンが開けないような場合でも、ある程度の作業が可能だ。
Androidでワープロ文書や表計算、スライドなどのオフィス文書を利用する方法としては、最近アプリが日本語表示に対応したGoogleドキュメントが代表的だが、モバイル版では編集機能が一部しか使えないなど、完成度は今ひとつだ。
そこで、閲覧や編集などの用途に応じたオススメのアプリや利用方法を紹介するぞ。

現在のAndroid版Googleドキュメントでは、見出しや画像などの入ったワープロ文書を新規に作成することはできない。Android上のテキストエディタで本文だけ書いておき、パソコンで画像の挿入や装飾などの仕上げを行なうか、あらかじめパソコンでテキスト以外の部分を作成してGoogleドキュメントに保存しておき、Android上でテキストの作成を行おう。

Googleドキュメントでは、ほかのソフトで作られたオフィス文書ファイルをアップロードして閲覧することも可能だが、図表などの複雑な機能を使ったファイルは正しく表示できないことがある。取引先などから送られてきた文書を閲覧するときは、再現度の高いドキュメントビューア「NetFront Life Documents」を使うといいぞ。

どうしてもAndroid端末だけでワープロ文書の作成を行なわなければならない場合は、有料のアプリしか選択肢はない。オススメのオフィス文書編集アプリは「OfficeSuite Pro」だ。製品版と同等の機能を30日間無料で試用できるトライアル版が用意されているので、使い勝手を十分に確認してから購入できるぞ。