メモリーカードを買い換えるなら32GBか16GBのClass4のmicroSDHCカードを買おう 特集その1

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SDカードの種類に注意! 「microSDHC」の表示を確認しよう

SDカード系のメモリーカードには、単なる「SDカード」のほかに、「miniSD」「microSD」「SDHC」「miniSDHC」「microSDHC」「SDXC」「microSDXC」という規格が存在するが、現在のAndroidスマートフォンで使用できるのは「microSD」「microSDHC」だけだ。さらに、HCでない方は2GBまでの容量しか存在しないため、買い換え先としては「microSDHC」以外の選択肢はない。
名前もパッケージも似ていて紛らわしいので、間違えないように注意しよう。

sd_101Amazonなどで「microSDHC 32GB class4」などと検索しても、microでない通常のSDカードなど、スペックが一致しない製品が紛れ込んでくることがある。うっかり注文しないように注意が必要だ。

Toshiba microSDHC 16GB Class4microSDHCカードには、通常のSDカードスロットで使うためのアダプタが同梱されていることが多く、通常のSDカードと似ていて紛らわしい。写真は、東芝の「Toshiba microSDHC 16GB Class4 SD変換アダプター付属 東芝 クラス4 海外向パッケージ品」だ。

Toshiba microSDHC 16GB Class4 SD変換アダプター付属 東芝 クラス4 海外向パッケージ品

通販やPCショップで海外メーカー製の物を買うとお得だゾ

microSDHCカードを購入するときは、秋葉原などのPCショップやネット通販の方が、家電量販店などよりも格段に安上がりなのでオススメだ。また、東芝やPanasonicなどの国内メーカーより、海外メーカーの製品の方が安いことが多いぞ。
大手の店で国内製品を買った方が信頼性が高そうな気がするが、実際はよほど怪しい商品でない限り、そう簡単に故障したりはしない。大切なデータの消失を避けたければ、パソコンやオンラインストレージにバックアップしておけばよいのだから、2倍近くも高価な製品を買う必要はないだろう。

SanDisk microSDHC 16GB Class4海外メーカーの中でも、よく見かけるのがSanDiskの製品だ。かなり安く叩き売られているので不安に思うかもしれないが、米国の由緒あるメーカーなので、十分信頼できるはずだ。写真は、「SanDisk microSDHC 16GB Class4 ウォータープルーフ サンディスク 耐振動 海外パッケージ品」だ。


SanDisk microSDHC 16GB Class4 ウォータープルーフ サンディスク 耐振動 海外パッケージ品

容量は余裕を見て16GBか32GBにしよう

microSDHCカードには、4GB/8GB/16GB/32GBの容量のものがある。以前は大容量の物は割高だったが、現在は4GBが400円ぐらいから、8GBが900円~、16GBが1800円~、32GBが4000円~と、容量と価格はほぼ比例している。
32GBの容量があれば、手持ちの動画や音楽ファイルを片っ端から詰め込んで持ち歩くなど、楽しみ方の幅を広げられるが、経済性を考えるなら16GBでも十分だろう。
16GBでも、1枚当たり2MB前後の高画質な写真を8000枚ほど、6Mbpsの高画質で撮影した動画でも5時間以上、音声ファイルに至っては100時間以上も保存できる。たまに不要なファイルを削除したりパソコンに移動したりしていれば、そう簡単には使い切らないはずだ。

sd_104Amazonで「coco@」というショップで売られている同一メーカー、同一スピードクラスの製品でも、32GBは16GBの製品の2倍より多少高くなっている。

coco@

転送速度を表すスピードクラスも要確認。Class4がオススメだ

microSDHCカードを選ぶときに容量の他に注意したいのが、「Class4」や「Class10」などのスピードクラスの表示だ。これは、1秒間に何メガバイトのデータを読み書きできるかという転送速度を表しており、Class2/4/6/10の4種類が存在する。
現在のところ、オススメなのはClass4の製品だ。Class10の製品の価格はClass4の2倍以上と高価だが、Android端末では読み書き性能や通信速度、CPU性能などが追いつかないことが多く、性能を十分に発揮できない可能性が高いのだ。

一方、Class2の製品はClass4とほとんど同じ価格なので、あえて選択する意味はほとんどない。たまにスピードクラスを明示せずに売られている場合があるが、大抵はClass2なので、多少安いからと言って手を出さない方が賢明だ。

SanDisk microSD32GBスピードクラスは、パッケージや本体に「c」で囲まれた数字として記載されているはずだが、通販業者の中には「写真は商品の一例で、説明でスピードクラスを明示したわけではない」などと言い張って低速な商品を売りつける業者もあるかもしれないので、ちゃんと商品名などにスピードクラスを明記しているショップで注文しよう。写真は、「SanDisk microSD32GB Class4 SDHC変換アダプター付属 サンディスク バルク品」。「商品の仕様」に、転送スピードクラスがちゃんと明記されている。

sd_106手持ちの端末にClass10のメモリーカードを入れて、SDカードの読み書き速度を測定できる「SD Tools」で計測してみたところ、6MB/s程度の速度しか出なかった。パソコンのSDカードスロットで計測した場合はちゃんと10MB/s以上になったので、端末の性能が足を引っ張っているようだ。

sd_1072.4GHzのCPUを搭載したパソコンで、読み書きの高速なRAMディスクに置かれた4MBの高画質JPEGファイルを画像ビューアで開いたところ、表示処理に0.3秒かかったと表示された。Android端末のCPUでは、この2倍以上かかるはずだ。メモリーカードからの読み込みがいくら高速化されても、表示に1秒近くかかるのでは、あまり速くなった気がしないだろう。

SanDisk microSD32GB Class4 SDHC変換アダプター付属 サンディスク バルク品
SD Tools – Android マーケット


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2011年08月12日11時33分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード: | Short URL
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