【Xperia Aの基本機能】ホーム画面や通知領域など主要部分の名称と働きを把握しよう

ホームボタンやバックボタン、ホーム画面、ステータスバーなどの部分は、スマホをどのような用途に使っている人でも触れる機会があるはずだ。
各部の名称や役割、関連用語などを把握しておけば、アプリの説明などをスムーズに読み進められるだろう。

Android端末では、これらの主要な部分でも機種によって作りが異なっていることがあるので注意が必要だ。アプリの説明なども書いた人の使用端末が基準になっている場合があり、他の端末を使っていると食い違いがあって戸惑ったりすることもある。

この記事では、ドコモの人気機種「Xperia A SO-04E」を例にしつつ、機種ごとの差異にも着目しながら、各部の名称や働きを解説していくぞ。



電源キー/スリープ


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スマホは電源キーを押すだけでは完全に電源が切れず、画面を消灯したりしてバッテリ消費の少ない「スリープ」と呼ばれる状態に移行する。
また、一定時間操作を行なわなかった場合も自動的にスリープ状態に移行する。

画面を消灯していても、音楽再生などのアプリが動作し続けている状態のときはスリープとは呼ばない場合もある。また、このようなアプリの動作が無く、完全に待機のみの状態になっている状態を「ディープスリープ」と呼んで区別する場合もある。


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Xperia Aの設定画面の「電源管理」→「電池」(他機種の場合は「電池」で直接表示される場合もある)で表示される電池使用状況画面で上部のグラフをタッチすると表示される「電池使用履歴の詳細」画面では、画面点灯の有無とは別に「起動中」としてアプリが動作していたかどうかを確認できるようになっている。この項目は、「スリープなし」などと表記されている機種もある他、表示言語を英語にした場合は「Awake」と表示される。


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スリープではなく完全に電源を切るには、電源キーを長押しして表示されるメニューの「電源を切る」を選択すればいい。長時間起動していると動作が不安定になってくるアプリもあるので、定期的に再起動を行なうようにするといいだろう。


ロック画面


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画面が消灯した状態のスマホの電源キーを押すと、「ロック画面」などと呼ばれる画面が表示され、タッチやスワイプなどの操作を行なうことで画面消灯前に表示していた画面に戻ることができる。
自動スリープまでの無操作時間を長めに設定していても、ロック画面では短い無操作時間で自動消灯されるので、ポケットや鞄の中などで誤って電源ボタンが押されてしまったときにバッテリを浪費せずに済むようになっている。
設定の「セキュリティ」で画面ロックの方式を変更すれば、この画面を表示せず即座に元の画面を表示させたり、パスワードなどを入力しないとロックを解除できないようにすることも可能だ。

このロック画面も、機種によって若干の差異がある。Xperia Aでは、ドコモ版とXperia版の2つのロック画面が用意されているぞ。



ナビゲーションバー/ソフトキー


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Android端末には、ホームキーなどのキーがハードウェアとして搭載されている機種と、画面内にアイコンとして表示される機種が存在する。Xperia Aは後者のソフトキー方式だ。
このキーが表示される部分を「ナビゲーションバー」と呼ぶ。
動画再生など一部のアプリでは、ナビゲーションバーが非表示になることがあるが、画面をタッチすれば再表示されるはずだ。

なお、ハードウェアキー搭載機種には、バックキーがホームキーの右にある機種と左にある機種が存在する。他の人にアプリの使い方を教えるときなどに「ホームキーの右にあるキー」などと言ってしまうと正しく伝わらない可能性があるので注意しよう。


ホームキー/ホーム画面


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ナビゲーションバー中央のホームキーを押すと表示される「ホーム画面」は、様々なアプリを起動する起点となる画面だ。
スクリーンは左右スワイプでページ切り替えを行なうようになっており、下部にはどのページでも同じアイコンが表示される「ドック」と呼ばれる部分がある。

Androidではホーム画面はアプリ扱いになっており、好みのアプリをインストールして使うこともできる。Google Playストアには様々なホームアプリが公開されているぞ。
Xperia Aでは、多くのドコモ端末に共通の「docomo Palette UI」と、ソニー独自の「Xperia Home」の2種類のホームアプリが標準搭載されており、「優先アプリ設定」を使うことで切り替えられる。
ホーム画面の使い方については、今後改めて詳しく解説する予定だ。


ドロワー/アプリ一覧


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ホーム画面には、ショートカットやウィジェットなどを自由に配置できる「ワークスペース」などと呼ばれる部分の他に、インストールされている全ての直接起動可能なアプリが一覧が表示される「ドロワー」などと呼ばれる画面が用意されているのが一般的だ。

多くのホームアプリでは、スクリーン下部のドック部分にある白いアイコンでドロワーを開ける。


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なお、ドロワーには表示されないアプリも存在する。このようなアプリのアンインストールは、Androidの設定の「アプリ」の画面から行なう必要があるぞ。


ウィジェット


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初期状態のXperia Aのホーム画面には、電話などのアプリを起動するアイコンの他に、カレンダーなども配置されている。これらはホームアプリ自体の機能ではなく、「ウィジェット」として他のアプリから提供されているものだ。

ウィジェットには様々な大きさがあり、状況に応じて表示内容やタッチ時の動作などが変化する。いちいちアプリの画面を開くことなく様々な機能を利用できるのが便利だ。
ウィジェットの機能は、メモやカレンダーなど様々なアプリに搭載されているぞ。


バックキー


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ナビゲーションバー上の左側にある矢印のアイコンは、「バックキー」や「戻るキー」などと呼ばれている。多くのアプリでは、バックキーを押せば前の画面に戻ったりアプリを閉じることができる。

だが、バックキーの挙動はアプリ側で自由に決定できるため、押しても何も起らないアプリなども存在する。バックキーの存在しないiPhoneから移植されたアプリに多いようだ。このようなアプリは、画面上に用意された終了ボタンなどを押すか、ホームキーやタスク切り替えキーで別のアプリの画面に切り替えることで終了しよう。

なお、バックキーの長押しに特殊な動作が割り当てられているアプリも希に存在するぞ。


タスク切り替えキー/画面


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ナビゲーションバーの右側にある四角いアイコンをタッチすると、最近使ったアプリの一覧が表示され、項目をタッチすることで素早く切り替えを行なえる。
また、項目を左右にスワイプして画面外に追い出せば、不要な項目を削除することも可能だ。

Xperia Aでは、タスク一覧画面の下部のアイコンをタッチすることで、他の画面の前にフローティング表示される「スモールアプリ」の起動を行なえるが、これは最近のXperia系機種にだけ存在する独自機能だ。

なお、物理的なホームキーを備えた端末では、ホームキーを長押しすることでタスク切り替え画面を呼び出せるものが多いようだ。


メニューキー


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物理的なキーを備えた機種では、ホームキー、バックキーと並んで「メニューキー」と呼ばれるキーが存在するのだが、Xperia Aのようなソフトキー方式の端末では、メニューが用意されている画面でのみ、画面の右下に三つの点が縦に並んだアイコンが表示されるようになっている。


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一部のアプリでは、画面上のタイトルバーの右端などにメニューアイコンが表示される場合もある。
このようなアプリは、物理キーを搭載した機種で使うと画面上のメニューアイコンは表示されず、メニューボタンでメニューを表示するようになっているので少々ややこしい。


カメラキー/その他のハードウェアキー


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Xperia Aには、カメラアプリを即座に起動したり撮影を実行できるカメラキーが搭載されているが、全ての機種に搭載されているわけではない。
Android端末では、搭載されているキーも機種によって異なるのだ。
Xperia Aには搭載されていないが、「検索キー」などが搭載されている機種も存在する。
一方、電源キーとボリューム上下キーは、どの機種にも存在する必須のキーとなっている。

カメラキーや検索キーもAndroidの仕様には定義されているので、Google Playストアなどで公開されているアプリにもこれらのキーを使える物が存在するぞ。


ステータスバー/通知領域


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画面上部にある時刻やバッテリ残量、電波状況などを表示している部分を「ステータスバー」、これを下にドラッグすることで表示される画面を「通知領域」などと呼ぶ。
新着メールなど様々なアプリからの情報が表示され、いちいちアプリの画面を開くことなくまとめて確認できるので便利だ。
また、Wi-Fiなどの機能のオン/オフや設定画面の表示などを素早く行なえるボタンも搭載されている。ただし、このボタンはAndroidの標準機能ではなく、端末メーカーが独自に追加しているものなので、機種によって仕様が異なることがあるぞ。



文字入力


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タッチパネルでの操作が基本のスマホでは、文字の入力は画面上に表示されるソフトウェアキーボードで行なう。
この文字入力機能のことを「IME(Input Method Editor)」などと呼ぶこともある。
Androidでは、文字入力機能もアプリとして追加・変更可能だが、Xperia Aに標準搭載されている「POBox Touch 6.1」はかなり機能が充実しているので、別途文字入力アプリを導入しなくても快適な入力を行なえるだろう。

端末購入後の初期設定の際にも、ユーザー名やパスワードの入力などで文字入力を行なう機会は多いので、最初のうちに文字入力の設定を自分好みに変更しておけば、スムーズに設定を進められるぞ。



ブラウザ


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ネット上で公開されているWebページを閲覧したりサイトの機能を利用するためのソフトウェアを「Webブラウザ」などと呼ぶ。
Xperia Aには、Android標準の「ブラウザ」の他に、Google製の「Chrome」というWebブラウザが標準でインストールされている。機能的にはさほど違わないが、Chromeの方はアプリとしてアップデートが提供されるため、標準ブラウザより迅速に脆弱性の修正などが行なわれるという利点があるぞ。

また、Google Playストアなどには様々なWebブラウザが公開されており、好みの物を導入することでWebの閲覧を快適化できるぞ。


設定


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ホーム画面のドロワーにある「設定」や、通知画面の右上のアイコンなどから表示させられる設定画面には、端末全体の様々な設定の変更だけでなく、電池使用状況などの情報を表示する画面も用意されているので、初期設定を一通り済ませた後も利用する機会は多いだろう。
この設定画面は、「Androidの設定」や「本体設定」、「端末設定」、「システム設定」などと呼ばれることもある。
呼び方にばらつきがあるのは、機種やホームアプリによってメニューに表示される項目名が違うことが一因のようだ。


Google Playストア


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Androidのアプリの多くは、Androidの開発元であるGoogleが運営する「Google Playストア」上で公開されており、統一されたインターフェイスで検索やインストール、バージョンアップなどを行なえる。
Google Playストアでは、電子書籍や動画などのコンテンツも購入可能だ。
Google Playストアは、少し縮めて「Playストア」や「Google Play」などと呼ばれる場合もあるが、現在位置測定機能のGlobal Positioning Systemと被るため、GPSと略されることはほとんど無いようだ。
なお、以前は「Androidマーケット」という名称だったが、2012年3月のリニューアルで現在の名称になっている。ネット上の古い記事では旧称で呼ばれている場合もあるぞ。

Androidでは、Google Playストア以外の場所でアプリを配布することも可能となっているため、ドコモの「dマーケット」など他事業者によるアプリ配布サイトも多数作られている。

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2013年07月08日22時44分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード: | Short URL
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