Androidの自由を謳歌するならアンチウィルスは必須

Androidを使っている人の中には、無料でアプリを使いたいがために、アップローダーなどに置いてあるアプリをダウンロードして使っている人もいる。純正のアプリと違って、コピーされた「野良アプリ」には、データを破壊するウィルスや、個人情報を密かに収集し送信するようなマルウェアが含まれていることがあるから危険だ。

さらに、Android マーケットに置いてあるアプリであっても、100%安全であるとは言い切れない。iPhoneの「App Store」と違い、Android マーケットは審査を通さずにアプリが掲載されるからだ。今年3月、ウィルスが混入してる「Task Killer Pro」なるアプリがアップされ、数万人がダウンロードしてしまったという事件も起きた。

また、会社の機密情報が含まれている端末を落としてしまうと、紛失したことによるショックだけではなく、データ流出で人生が終了する可能性だってある。こういうったときのために、端末を紛失したときのための遠隔ロックや、GPSによる追跡機能は欠かせない。

アンドロイドスマートでは、Android端末に3段階のセキュリティ対策を施すことを推奨したい。いざ感染してしまったときにブロックできるようにしておく「ウイルス対策」、遠隔で端末をロックしたりGPSでどこにあるか探知できる「端末盗難対策」、データに問題が起きたときにリカバリできる「データバックアップ」の3つだ。

3段階のセキュリティ対策を施すことで、自由にアプリをインストールできるというAndroid最大の魅力を活かすことができる。ここでは、「ノートン モバイル セキュリティ」のベータ版と「AppMonster」を使って、セキュリティ対策を万全にする。

secunorton1-0ウイルス対策を実行しよう。ノートン モバイル セキュリティを起動すると、ベータ版のライセンスをアクティブ化の画面が表示されるので、コードを入力してアクティブ化しておく。

secunorton1-1ノートンモバイルセキュリティの設定画面を開き、「マルウェア対策」をタップ。

secunorton1-2「定時スキャン」にチェックを入れておくと、定期的にマルウェアやウイルスがないか検索してくれるぞ。

secunorton1-3「Webプロテクション」にもチェックを入れておこう。Webプロテクション機能をオンにしておくと、フィッシング詐欺などの危険なサイトはブロックしてくれるようになる。ただし、動作するのはAndroid標準のブラウザのみとなるので注意。

secunorton1-4続いて、端末盗難対策を実行する。盗難対策の設定を開き、「盗難対策の設定」をタップする。

secunorton1-5コード(パスワード)を指定し、「次へ」をクリック。

secunorton1-6「友人の追加」をタップ。

secunorton1-7友人の追加から、遠隔操作をするユーザーの電話番号を登録し、「完了」をタップ。盗難設定ロックはSMSでメッセージを送ると、ロックなどができるようになっているので、SMSを送信できる友人か、2台目の自分の端末を登録しておく。

secunorton1-8追加が完了したら「次へ」をタップ。

secunorton1-9リモートコマンドが表示されるのでメモしておこう。デバイスの検索では、GPS機能を使って今の場所を特定できる。デバイスのロックは、遠隔から端末をロックできる。デバイスのワイプは、遠隔から端末のデータ消去を行うことができる。状況に応じて使い分けよう。

secunorton1-10
デバイスの検索機能(「locate [コード]」をSMSメッセージで送信)を使い、緯度経度情報が返信されてきたら、GoogleMapなどに入力してみよう。すると、現在端末がある位置を知ることができるぞ。

secunorton1-11最後にデータバックアップを実行しよう。AppMonsterを起動し、バックアップしておきたいアプリをタップ。

secunorton1-12「Backup」をタップすれば、SDカードに自分のアプリをバックアップすることができるぞ。

ノートン モバイル セキュリティ (ベータ版) – Android マーケット
AppMonster – Android マーケット


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2011年06月22日15時46分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, | Short URL
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