【特集まとめ】写真整理が苦手な人のためのdocomo製クラウド型ストレージ「フォトコレクション」が登場!

9月20日、docomoが、クラウド型ストレージサービス「フォトコレクション」を開始した。「クラウド型ストレージ」ということで、dropboxなどの対抗になり得るサービスなのだが、写真に特化されている。さらに言えば、写真の整理が苦手な人向けに設計されている。具体的には、おそらく、以下のような感じの人がメインターゲットだ。
例えば、友達に突然こんなことを言われたとする。「去年の3月くらいに、●●と一緒に渋谷で飲んだじゃん、あの時写真撮ってたよね?あの時の写真が欲しいんだけどメールで送ってよ」。これに対して、即座に「あぁ、ならHDD内(またはスマートフォン)のあのフォルダに保存されてるな」と思える人であれば、「フォトコレクション」を使う必要はあまりない。しかし、「たしかに写真撮った気がするけど、突然そう言われても、どこに保存されてるのか(そもそも、とってあるのか)よく分からない」という人であれば、「フォトコレクション」を使うべきだ。
「フォトコレクション」最大の特徴は、とにかく何も考えずにストレージ内に写真を放り込み続ければ、サーバー内で勝手に写真を整理してくれる、ということ。撮影年月別、場所別(GPS情報を元にする)、写っている人別(顔認識技術による)、……といった具合に、ストレージに放り込んだ写真が自動で整理されるのだ。さらに、Android版アプリだけでなくPC用のツールも公開されており、PCを使ってデジカメ撮影写真をストレージに放り込むこともできる。つまり、スマートフォンで撮影した写真も、デジカメで撮影した写真も、とにかく何も考えずにストレージ内に放り込み続ければ、上述のような自動整理が行われる、ということだ。
まだリリースされたばかりのサービスなので、Android用アプリ、PC用ツールの完成度がイマイチ、という問題はあるのだが、「スマートフォンを買って、写真アプリが面白いから色々撮影してはいるが、しかし写真整理が苦手」という、結構な数いると思われるユーザーを対象にしているコンセプトはなかなか面白い。docomoのスマートフォンユーザー(正確にはSPモードを契約しているユーザーだが、スマートフォンユーザーであれば基本的に契約しているはず)であれば無料で使えるので、スマートフォン内やHDD内、デジカメ内にある写真を全部放り込んでおくのがオススメだ。
なお、無料で使える容量は5GB。普通のスマートフォン/デジカメ撮影写真であれば、1500~2000枚程度だ。ヘビーに写真を撮りまくるユーザーだといずれパンクするが、「たまに写真を撮る」という程度であれば十分だろう。


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2012年09月21日01時55分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード:, , , | Short URL
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