多数のファイル形式に対応した「VLC media player」のAndroid版が有志により試験公開中

000

「VLC media player」はオープンソースで開発されている動画/音声再生ソフトだ。ファイルを読み込むためのコーデックを内蔵しており、単体で様々なメディアファイルを再生できる。
VLC media playerは、Android版の開発も進められている。公式での一般ユーザー向けの公開はまだ行なわれていないが、有志が非公式に公開しているので、気になる人は試してみよう。
まだ開発途中ということもあって、正常に再生できないファイルもあるが、パソコン版同様に様々なファイル形式に対応しており、画面スワイプによる音量変更などタッチスクリーンならではのインターフェイスも整備されている。
また、動画ファイルだけでなく音声ファイルにも対応しており、ホーム画面から操作可能なウィジェットなども用意されている。
完成度が高まり正式版となれば、メディアプレイヤーの有力な選択肢となるかも知れないので要注目だぞ。

Unofficial VLC for Android – Beta build

VideoLAN – VLC media player for Android



001
Unofficial VLC for Android – Beta build」のページの「Download」のセクションのリンクをクリックし、リンク先のページの「Download」をクリックしてアプリのパッケージ(APK)のファイルを保存しよう。端末のCPUの種類に応じた複数のパッケージが用意されているが、よく分からなければ「A9」「A8」「ARM11」の順に試してみればいいだろう。


002
Androidの設定の「提供元不明のアプリ」を有効にして、ダウンロードしたAPKファイルを端末に転送し、ファイルマネージャなどから開いてインストールを行なおう。



003
ホーム画面などからVLC media playerを起動すると、SDカード上の動画ファイルがスキャンされ、このようなリストに表示され、タップした動画の再生が始まる。


004
再生画面では、画面下部のボタンを左右にドラッグすることでドラッグした距離に応じた秒数のスキップを行なえる他、画面の上下スワイプで音量を変更できる。


005
リスト右上のボタンで音声ファイルの一覧画面に切り替えられる。リストを左右にスワイプすると、アーティスト別などの一覧に切り替えられる。プレイリストの作成などの機能はまだ用意されていないようだ。


006
ホームアプリのウィジェット追加画面で「VLC mini player」を選択すると、このようなウィジェットを設置し、再生中の曲名の確認や停止、スキップなどの操作を行なえる。

関連記事

2012年06月20日18時54分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事