Playストアアプリをインストール前に40種のアンチウイルスで徹底ウイルススキャン

Playストアで公開されているアプリが、必ずしも安全なアプリだとは限らない。個人情報漏洩のためだけに作られた悪質なアプリがPlayストアで普通に配布され、大量のユーザーが個人情報を盗まれる、なんて事件が、実際に先日起きたばかりだ。
PCであれば、不審なアプリを落とす場合には、まずダウンロード後に徹底的なウイルススキャンを行い、何も検出されなかった場合のみインストールする、という手がある。しかしスマートフォン、特にPlayストア配布アプリの場合、ダウンロードとインストールがワンクリックで行われるから、便利な反面、インストール前の徹底スキャンを行うことができず、危険も大きいのだ。
そこで、不審なアプリをインストールする場合には、まずPC操作でインストール用ファイルをPC上にダウンロードし、PCを使って徹底的なウイルススキャンを行おう。Playストアからのapkファイルダウンロード方法と、「Virus Total」を使ったウイルススキャンの方法を紹介する。

まず、「Device ID」をPlayストアからインストールして起動。表示される「Device ID」をメモする。

Chromeのアドオン「APK Downloader」をインストール。ページ内のYouTube動画のすぐ下、「Download and Install」の部分からインストール可能だ。設定画面でGoogleアカウントとパスワード、先ほど表示された「Device ID」を使ってログインを行い、「Sim Operator」で国とキャリアを選択して「Save Settings」をクリックする。

ChromeでPlayストアにアクセス。アプリのダウンロードページを開くと、アドレス欄の右側に「APK Downloader」のアイコンが表示されるのでクリック。

アプリのインストール用ファイル、APKファイルをダウンロードすることができる。通常の操作では、このファイルがスマートフォンにダウンロードされ、インストールされているのだ。なお、WindowsマシンにAPKファイルをダウンロードしただけなら、仮にそのAPKファイルがウイルスであったとしても、感染することはあり得ないので安心して良い。

Virus Total」にアクセスし、先ほどダウンロードされたAPKファイルをアップロードする。

全40種のアンチウイルスで、APKファイルがスキャンされる。「Detection ratio」が、そのAPKファイルをウイルスだと判断したアンチウイルスの数だ。アンチウイルスが反応した場合は、インストールしない方が無難だろう。

安全そうであれば、通常通りの操作で、スマートフォンへのダウンロード&インストールを行わせれば良い。

アンチウイルスで検出不能な新種ウイルスの攻撃は「パーミッション」で防ぐ

アンチウイルスは、基本的には「既に判明している悪質アプリを検出する」というもの。「パーミッション」を用いる方法であれば、未知のウイルスにも対応できる可能性がある。どちらも一長一短なので、組み合わせて利用するのがオススメだ。

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2012年06月14日02時06分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, | Short URL
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