定番の画像ビューア「QuickPic」が、日本のユーザーから画像が消えてしまったという苦情が多数寄せられていることを受けて、公式のAndroidマーケットから日本の端末へのインストールができないように設定されてしまったようだ。
しかし、QuickPicは公式マーケットだけでなく作者のサイトでも野良アプリとしてAPKファイルが公開されており、こちらは日本からでもダウンロード・インストールが可能だ。APKファイルの内容も公式マーケットからインストールしたものと完全に一致したので、マルウェア混入などの心配は要らない。
まだQuickPicを使用しておらず、新規でインストールしたいという人は、こちらからダウンロードしよう。

※2012/03/03のバージョン2.0.1公開と共に、マーケットでの日本向け提供も再開された模様。

画像ファイルが消えることがあるという問題だが、多くのユーザーは問題なく使えていることや、もともと動作が不安定になりやすい機種での報告が多いことなどから、ほかのアプリや端末自体の動作不良、SDカードの劣化、初心者の勘違いや操作ミスなど、QuickPic以外の部分が原因となっている可能性が高いようだ。
そもそも、SDカードで使われているフラッシュメモリは劣化による不具合が生じやすく、ファイルシステムであるFAT32もあまり堅牢ではないため、どんなアプリを使っていてもデータ消失の恐れがないとは言えない。重要なファイルはパソコンやオンラインストレージにバックアップしておくといいだろう。

AndroidマーケットからQuickPicをインストールしようとすると、このような表示が出てインストールできない。端末上のマーケットでは、アプリのページ自体が見つからなくなっている。


QuickPic作者のサイトに行き、「(Download):QuickPic」となっている部分のリンクをタップして、APKファイルをダウンロードしよう。

ダウンロード完了の通知などからダウンロードされたAPKファイルを開き、確認画面で「インストール」を押せばインストールできる。なお、APKのインストールには、Androidの設定の「アプリケーション」(Android4.0の場合は「セキュリティ」)→「提供元不明のアプリ」を有効にしておく必要がある。

・Alen Software(QuickPic作者のサイト)