彼氏追跡アプリから位置情報共有アプリに生まれ変わった元鬼畜アプリ「カレログ2」は使う価値なし

鬼畜アプリとして大炎上した「カレログ」はサービスをしばらく停止していたが、10月15日「カレログ2」にバージョンアップされ、20日時点で1000ダウンロードを超えている。そもそも「カレログ」は、家族やパートナーが現在どこにいるかを把握するスマートフォンのGPS機能を用いた位置情報通知サービス。あらかじめ彼氏や家族の持つAndroid携帯電話に、カレログアプリをインストールしておけば、彼氏の現在のGPS位置情報を常にチェックすることが可能と謳ったため、法律的な問題が浮上し炎上した。それらをクリアし彼氏彼女と位置情報を共有するサービスとして生まれ変わったとされるのが「カレログ2」だ。「カレログ」で通常会員(1980円/年)だった「カレログ2」の利用料は無料だ。

生まれ変わったカレログ2の機能は次の通り。
・過去24時間の行動履歴をGoogle Maps上に表示
・現在の電池残量を取得
・電源投入時刻の確認
・現在の位置情報の取得
・インストールされているアプリを取得

yakusokuなお、「カレログ2公式HP」にアクセスすると、「カレログ」で問題になった利用者の同意を得る必要がある点が強調されている。公式サイトには「ケンカの原因になっちゃうよ」と書かれているが、大人のケンカは裁判所で行う。

あんスマ的には同種のアプリであれば、凶悪なケルベロスを推薦する。そもそも他人に個人情報を教えるのはオススメしないが、位置情報以外のプライベートな情報を家族と共有したい人間はカレログなんてのは中途半端すぎるだろう。インストールされているアプリや電源投入時刻、電池残量が見れた所で全然嬉しくも何とも無い。双方の同意を得て、位置情報を共有したいのであれば「今年の行楽シーズンはスマフォのGPSで旅の足跡を記録して振り返ろう! 」などを参考にMy Tracksでも使った方がよっぽと使い勝手が良い。

カレログ2」をインストールして起動すると、膨大な規約が表示される。公式サイトでは「大変だけど全部読んでね☆」とのことだが、実際に読む人はセキュリティ専門家ぐらいしか居ないと思われる。規約を読み終えたら、メールアドレスを登録して、登録完了。登録されたメールアドレス宛にユーザー登録情報が送られてくるのでソレを用いてログインすることになる。カレログ2が実行中にはステータスバーに実行中であるという旨の表示が行われ、秘密裏にインストールしてストーキングするといったコンセプトは完全に変わったといえる。
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20021936カレログ管理画面 | ログイン」から発行されたメールアドレスとパスワードを持ってログインする。新しいパスワードを設定して、再度ログインすればサービスが利用できるようになるぞ。

ウェブ画面は以下のようになっており、ウェブ画面を通じてスマホの情報を取得することが可能になっている。
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2011年10月20日02時55分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード: | Short URL
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