完全無料制限なし! ノートPC上のソフトをスマフォのモバイル回線経由で通信させるUSBテザリング環境を構築せよ 特集まとめ(目次)

tether_001スマホのモバイル回線経由での通信をノートパソコンなどほかの機器からも利用できるようにすることを「テザリング」という。Androidには本来テザリング機能が用意されているのだが、日本製の端末では使えないように改変されていたり、利用できても通常より高い料金を請求されたりする。
だが、パソコンからのUSB接続でなら、通常料金でテザリングを行う方法も存在する。USBテザリングアプリとしては「EasyTether」や「PdaNet」などが代表的だが、無料版ではHTTPSでの通信ができないなどの制限があるので、今回は「Internet Sharer」というアプリを利用して、無料で制限のないUSBテザリングを実現する方法を紹介するぞ。

画面が広くキーボードも付いているノートパソコンは、座って作業できる環境ならスマホより快適だ。スマホにはない高機能なソフトも使えるし、保存できるファイル容量も多い。USBテザリングがあればネットにつながらず困ることもないので、ぜひスマホと一緒にノートパソコンを持ち歩いて、快適なモバイル環境を活用しよう。

「Internet Sharer」を利用するには、Android端末をUSBケーブル接続し、「デバッグ接続」を行なう必要がある。まずは、「Android SDK」と「Java Development Kit」、端末ごとのデバッグ接続用ドライバを入手してインストールしよう。

Internet Sharerを起動したAndroid端末をノートパソコンに接続し、ポート転送開始用のBATファイルを実行すれば、USBテザリングの準備は完了だ。ブラウザなどのソフトを「FreeCap」に登録して実行すれば、スマフォのモバイル回線経由でインターネットにアクセスできるぞ。

モバイルノートパソコンを持っていなくても、USBテザリングの使い道はある。パソコン上でモバイル回線と家庭用回線を使い分けて、アクセス元IPアドレスに応じたIDの表示される掲示板で自作自演を行なったりできるのだ。

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2011年10月07日15時57分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード:, , | Short URL
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