最新Fire HD 10を「開発者オプション」で高速化

Androidには「開発者オプション」という隠し設定画面が存在する。アプリや周辺機器の開発・テストのための機能だけでなく、一般のユーザーにも有用な機能も存在するので、端末を最大限使いやすくカスタマイズしたければ見逃せない。
Amazon製タブレット端末「Fire」シリーズでも、開発者オプションは利用可能だ。2019年版「Fire HD 10」の場合、設定画面の「デバイスオプション」→「Fireタブレットのバージョン情報」と進んで「シリアル番号」を連打すると、「デバイスオプション」の下の方に項目が出現するぞ。
開発者オプションの項目の中でも特に注目なのが、アニメーション設定だ。画面切り替えやメニュー表示などのアニメーションをオフにしてしまえば、余計な待ち時間無しで素早く操作できるようになる。
また、以前のAndroidでは「アプリ」画面のページの一つとして存在した「実行中のサービス」の画面も、開発者オプション内に移されている。色々なアプリをインストールしているうちに動作が遅くなったりしたら、この画面で余計なバックグラウンド処理を行っているアプリが無いか確認してみよう。
誤って変更すると問題が生じる設定もあるが、一番上のスイッチで開発者オプションを無効にすれば素早く一括して標準設定に戻せるので安心だ。



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2019年版のFire HD 10で開発者オプションを利用するには、設定画面の「デバイスオプション」内から「Fireタブレットのバージョン情報」の画面に進んで、「シリアル番号」の項目を連打しよう。


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「Fireタブレットのバージョン情報」の下に「開発者オプション」の項目が追加されるぞ。


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開発者オプション画面に進んだら、右上のスイッチをタッチして、確認画面で「OK」を押して機能をONにしよう。


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上の方にある「実行中のサービス」を選択すると、このような画面でバックグラウンドで実行されているプロセスのメモリ使用量などが表示される。無駄に居座っているアプリをアンインストールすれば、端末の動作が軽くなる場合があるぞ。


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画面切り替えやメニュー表示のアニメーションを無効にしてキビキビ動作させたければ、中盤あたりにある「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」「Animator再生時間スケール」の項目で「アニメーションオフ」を選択しよう。


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下の方には「スタンバイ状態のアプリ」という項目があり、アプリごとにバックグラウンドでの動作を抑止する度合いを設定可能だ。バックグラウンド動作が不要なアプリは「Rare」にしておけば余計なバッテリ消費などを減らせる可能性があるぞ。

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2019年12月11日16時58分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード: | Short URL
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