Android 5.0 Lollipop、Nexus 6、Nexus 9などがGoogleから正式発表!



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Androidの開発元であるGoogleから、Androidの次期バージョンや、Nexusシリーズの新機種が正式発表された。
「Android L」の仮称でプレビュー公開されていた次期バージョンは、バージョン番号が5.0、コードネームは「Lollipop」に決定。通知機能やマルチユーザー機能の強化、動作速度向上や消費電力削減などの改良が為されているとのことだ。
Googleの公式機種であるNexusシリーズの新機種は、5.96インチの超大画面スマホ「Nexus 6」と、8.9インチのタブレット端末「Nexus 9」の2機種。いずれもAndroid 5.0を搭載しての発売となり、発売後18ヶ月間は最新OSへの公式アップデートの提供が保証されている。米国では11月の発売予定だが、日本では発売時期や価格は未発表となっている。
Android – 5.0 Lollipop

Nexus 6 – Google
Nexus 6 by Motorola

Nexus 9 – Google


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Nexus 6は、5.96インチで1440×2560ピクセル(QHD)の有機ELディスプレイを搭載したファブレット(タブレットとスマホの中間)端末。製造は、Googleから中国のレノボ社に売却されたモトローラ・モビリティが担当する。
サイズは82.98×159.26×10.06mm、重量は184グラムとかなり大きく重いが、バッテリ容量は5.2インチスマホと大差ない3220mAhとなっている。
CPUは2.7GHzのクアッドコア、RAMは3GBなど、基本スペックは今冬のモデルの中でもトップクラス。ストレージ容量は、32GBのモデルと64GBのモデルが用意される。
カメラはメインが約1300万画素、画面側のサブカメラが約200万画素と、日本の最新機種ほど高性能ではないが、昨年発売のNexus 5よりは大幅に向上しており、4K解像度での動画撮影にも対応している。
IEEE 802.11a/b/g/n/acのWi-Fi通信やNFC、Bluetooth 4.1などに対応するが、SDカードによるストレージの追加には非対応。テレビ機能やおサイフケータイ、赤外線通信などの日本でお馴染みの機能も非搭載だが、防水機能は備わっているようだ。
ボディカラーはダークブルーとホワイトの2色で、米国での価格は32GBモデルが649ドル、64GBモデルが699ドルと、従来のNexusシリーズより高めの価格設定となっている。


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台湾のHTC社が製造を担う「Nexus 9」は、8.9インチの液晶ディスプレイを備えたタブレット端末。画面解像度が2048×1536ピクセルのQXGAで、最近のAndroid端末では珍しい4:3の縦横比となっている。
サイズは228.25×153.68×7.95mmで、重量はLTE非対応のWi-Fiモデルが約425グラム、LTE対応モデルが約436グラム。画面のインチ数は対角線の長さなので、縦横比が16:9の機種と比べるとインチ数の割に長辺が短めで重量は重めとなるが、それを差し引いてもスリムさはあまり重視されていない印象だ。バッテリ容量も、重さの割には少なめの6700mAhとなっている。
CPUのNVIDIA Tegra K1は、64ビットで動作する2.3GHzのデュアルコアで、新技術によってクアッドコア並みの性能を発揮できるとのこと。
メモリ(RAM)は2GB、ストレージ(ROM)は16GBモデルと32GBモデルが用意される。
カメラはメインが約800万画素、画面側が約160万画素と、他のタブレット端末と同程度だ。
IEEE 802.11a/b/g/n/acのWi-Fi通信やNFC、Bluetooth 4.1などに対応するが、SDカードスロットやテレビ機能、おサイフケータイ、赤外線通信、防水防塵などは非搭載だ。
カラーはホワイト、ブラック、サンド(ベージュ)の3色で、米国では11月9日発売予定。米国での価格は、Wi-Fiの16GBモデルが399ドル、Wi-Fiの32GBモデルが479ドル、LTEの32GBモデルが599ドルとなっている。

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2014年10月16日10時08分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
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