GoogleからEvernoteのようなメモアプリ「Google Keep」が登場！

短文のテキストなどを素早く保存して一覧表示できるメモアプリ「Google Keep」が公開された。箇条書き形式のメモや音声認識によるテキスト入力、写真の添付なども可能で、保存されたデータはGoogleのサーバ上にアップロードされ、他の端末やWeb版と同期される。
保存したメモは付箋紙のように並べて表示され、不要になったメモはスワイプで素早く削除可能だ。検索機能も備わっているが、フォルダやタグによる分類機能は今のところ用意されていない。メモの背景色を個別に変更して色分け表示することは可能だ。

同様のメモアプリ・サービスとして有名な「Evernote」と比べると、機能面ではまだ見劣りする部分が多いが、、操作性などの使い勝手では優れている面もある。Google+のフォトなどと同様に一定サイズ以下の画像などが無制限に保存できるのだとすれば、ヘビーユーザーにも魅力的なツールとなりそうだ。

・Google Keep – Google Play の Android アプリ

・Google Keep(Web版)

メイン画面やウィジェットの新規メモボタンを押すと、このような入力画面が表示される。テキストを入力してバックボタンなどで閉じれば、自動的に保存されるぞ。

ツールバーのパレットのボタンを押すと、メモの背景色を変更可能だ。重要度や種類などで色分けしておけば、後で必要なメモを見つけやすくなるだろう。

新規チェックリストボタンでは、チェックボックス付きのリスト形式のメモを作成できる。左端の取っ手のドラッグで並び替えたり右端の×ボタンで1行ずつ削除できるなど、便利な機能が備わっているので、チェックボックスは必要なくても箇条書きのメモを作成する場合はこちらを使うといいだろう。

マイクのボタンでは、音声入力によるメモを作成できる。音声入力されたメモには、入力された音声もファイルとして添付されるので、認識に失敗して意味不明な内容になってしまったメモも、後で録音された内容を確認して修正できる。
現在のところ、Android4.0以降で搭載された長文の連続入力や、Android4.1以降のオフライン音声入力などには未対応のようだ。

新規作成ツールバーのカメラのボタンではカメラアプリを起動して撮影した画像を添付してメモを作成できる。既存のメモに写真を追加することも可能だ。現在のところ、画像中の文字列を認識してテキスト化する機能などは実装されていないようだが、Googleドライブには搭載されているので、今後追加されることに期待したい。

ブラウザなどの「共有」メニューからメモを追加することも可能。URLの共有を受取った場合、サイトのスクリーンショットが自動的に添付される。

ホーム画面にウィジェットを設置することも可能。2種類のウィジェットの表示名がどちらも「Google Keep」で紛らわしいが、上の方は最近のメモ一覧の付いた大型、下の方が新規作成ボタンのみの小型となっている。

メイン画面には、最近作成した順にメモが一覧表示される。左右にスワイプすれば素早く使用済み扱いのアーカイブ状態にできる。また、長押しするとドラッグによる並び替や複数選択しての削除なども可能だ。

上部の虫眼鏡アイコンからは保存したメモの検索を行なえる。現在のところ、1文字目を入力した瞬間強制的に確定されてしまうという不具合があるが、最初にスペースを入力すれば回避可能だ。また、なぜかメモのタイトル部分の検索が前方一致になっており、タイトルの途中の単語を入力しても検索されないという問題もあるようだ。