都心の道端で落としたスマホは本当に見つかるのか? 拾われたスマホの行方を「Plan B」で追跡してみた

「あっ!」と気付いたときには、いつも持ち歩いているはずのスマホがなかった。そんなとき、あなたならどうするだろうか。
スマホには紛失・盗難対策のアプリがたくさんあり、それらを使えば遠隔操作でスマホの現在地を調べたり、内部の重要データを消去することができる。ただし、こういったアプリは紛失前に入れておいてこそ意味がある。なくした後で「対策しておけばよかった……」と後悔しても後の祭りなのだ。

「まさか自分がスマホをなくすとは思ってもいなかった」。そんな無用心な人の助け舟になってくれるのが「Plan B」だ。このアプリはで、Googleアカウント経由でアプリを遠隔インストールして、スマホの現在位置を追跡することができる。「Plan B」がインストールされると、スマホのGPSは自動的にオンになり、Gmailにスマホの現在位置が定期的に送信されるようになる。これでスマホがどこにあるのか、Googleマップを使って把握できるようになるのだ。

実際のところ、何の対策もしていないまっさらなスマホを落としたとき、「Plan B」でどこまで追跡できるのだろうか。東京の中心部でわざとスマホを落として、見つけられるかどうか実験してみた。
落とす場所は人通りの多いビジネス街。どんな人に拾われるのかはまったく見当が付かず、運が悪ければ、壊されたりゴミ箱に捨てられる可能性も皆無ではない。もし、きれいな女性に拾ってもらえたなら、お礼にご飯をごちそうするのもやぶさかではないのだが……。不安半分、下心半分で道端に放置されたスマホの行方やいかに!?

スマホを道端に(わざと)落としてしまった!

紛失対策をしていない状態のスマホをわざと落として、場所を突き止められるかを実験してみよう。人通りの多いビジネス街で、さりげなくスマホを放置したまま立ち去ってみる。どんな人が拾ってくれるかは運次第。変なトラブルに巻き込まれないことを祈るのみ……!

oki_01
昼下がりのビジネス街、道端にスマホをさりげな~く置いてその場を去る。誰に拾われるかは分からないが、いい人(できれば女性)が見つけてくれるといいなぁ……。1時間後に戻ると、スマホはなくなっていた。落し物として誰かが持ち去ったと思われる

落としたスマホのゆくえを「Plan B」で追跡する

予定通り何の対策も行っていないスマホを紛失した。この時点で、スマホを見つけ出す手がかりはゼロ。そこでパソコンからGoogle Playにログインし「Plan B」をインストール。拾われたスマホ側にも「Plan B」が遠隔導入され、スマホの現在位置をGmailに送ってくれるようになる。これで本当にスマホの行方を探し出せるのだろうか……?

plb_01
パソコンから「Google Play」を開いて、自分のアカウントでログインしよう。「Plan B」のページに移動し「インストール」をクリックする

kasio
インストール先の端末が、落としたスマホの機種名になっているのを確認してから「インストール」をクリックする

plb_03
落としたスマホに「Plan B」が遠隔操作でインストールされる。スマホ側の操作は一切不要で、ロックがかかっていてもセキュリティソフトが動作していても問題なし。電源がオンでネットに接続できる環境なら、「Plan B」は強制的にインストールされるぞ

plb_04
スマホで「Plan B」が作動し、Gmailにスマホの現在位置が送信されてくる。今のところ落とした場所からはそう遠くない所にある模様。10分おきに送信されるメールの位置情報から、持ち運ばれている最中であることが分かる。どんな人が拾ってくれたのか期待に胸が高鳴る。きれいなOLさんだといいなあ……

plb_05
1時間ほどしてスマホの移動が止まった。この場所を訪れればスマホをの拾い主に会えるはずなのだが……。地図が示しているのは古い飲み屋街の近く、雑居ビルの立ち並ぶいかがわしい通り。この時点でかな~り嫌な予感がする

plb_06
「Googleストリートビュー」でスマホのあるビルの外観を調査。見るからに怪しい雰囲気を出していて、1人で乗り込んでいくのはいささか気が引ける。下手に乗り込んだら、怖いお兄さんたちに脅されたり監禁されるとかないよね……

落としたスマホを一緒に取りに行ってくれるか警察に聞いてみた

すでに企画に参加したことを後悔しはじめている筆者だが、自分のスマホが手元にない以上、何とかして取り返すしかない。誰かが勝手にスマホを持ち去っている現状は、ある意味、盗まれたといえなくもないわけで、警察に頼めば何とかしてくれるかもしれない。警察署の窓口に行って相談してみたぞ。

mannsei
警察署の相談窓口で状況を説明。すると、「盗まれたんじゃなくて、落としたんだよね?」と念を押された上で、「拾われただけなら動くのは難しい」との返答。拾われたスマホが犯罪に使われている明確な証拠があったり、スマホを返す条件として金品を要求されている場合は別だが、そうでないと警察としては動くことはできないようだ。逆に「スマホは向こうにあるんだから、まず電話して拾った相手と話してみたら」と助言されてしまった。むむむむ……。

cap_01
警察に門前払いを食ったので、仕方なく自力で交渉することに。スマホの電話を鳴らすと、首尾よく拾い主に繋がり、地図にあるビルまで出向いて返してもらうことになった。おそるおそる指定された事務所のドアを叩いてみたところ、出てきたのは中年の男性。取引先からの帰り道でスマホを見つけて、そのままにしようとも思ったが、夕方にかけて天気が悪くなる予報なので、雨に濡れる前に交番に届けようとしてくれたとのこと。感じのいい人だったのでホッと胸をなでおろす。ご迷惑をおかけしました

関連記事

2012年08月22日16時21分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事