カメラで撮影した文章の段落構造を自動認識する「GT-Document Lite for Dropbox」

スマートフォンのカメラをスキャナー代わりにする、つまり、ちょっとした文書や貼紙などをスマートフォンカメラで撮影して、後で確認する……という使い方をしている人は多いはず。問題は、スマートフォンの液晶は、大型化しているとはいえ、紙に比べれば小さいから、「紙全体を画面に表示させると文字が読めない」「文字を読めるサイズにすると、少しずつ縦横にスクロールしなければいけなくなる」ということだ。
富士フイルムが開発した「GT-Document」は、(カメラで撮影されたなどの)画像状態の文書の段落構造を自動認識し、表示倍率に合わせて自動整形して表示してくれる、という技術。ワープロソフトやメーラーで、文字サイズを大きくすると(必然的に)少ない文字数で行が変わるようになる、あれと同じ事を、画像状態の文書に対して行ってくれるのだ。
「GT-Document Lite for Dropbox」は、上記「GT-Document」の技術を、Dropbox内の画像に対して利用することができるDropboxビューアだ。


「GT-Document Lite for Dropbox」をインストールし、初回起動時にアカウント設定を行う。「アカウント名」は自分が分かりやすい識別名(「仕事用」など)。「ユーザーID」が、Dropboxのアカウントとして使われているメールアドレスだ。


基本的にはDropboxビューアなので、画像やPDFファイルなどを、通常のビューアと同様に閲覧することができる。オフラインキャッシュ機能はない。


ここでは、あんどろいどスマートのウェブページを印刷した紙を、カメラで撮影した画像をサンプルとして利用する。下部の虫眼鏡で拡大縮小するのは、通常の(画像)ビューアと同じだが……。


段落部分をダブルタップすると、レイアウト情報の読み取りが行われる。


段落内の文字を、表示倍率に合わせて、自動整形して表示してくれるのだ。


拡大/縮小を行っても、横方向へのスクロールが不要だ。

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2012年07月13日15時16分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, | Short URL
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