手軽に持ち運べるスマートフォンでは、他人による不正操作も心配だ。
対策としては、暗証番号などによるロックや、紛失時に現在位置などをネット経由で調べられるようにする紛失・盗難対策アプリなどがある。これらの対策をしておけば、身近な人や紛失した端末を拾った人に個人情報の盗み見などの悪さをされるのを防いだり、紛失時に回収できる可能性を高められる。
だが、これらの方法では、売り飛ばしたり自分で使うことを目的とした盗難は防げない。ロックされているかどうかは盗んでみないと分からないので、盗難自体の抑止はできないし、不正使用ができなかった端末をわざわざ返してくれる可能性も低いのだ。プライバシーを守れたとしても、何万円もする端末を失ってしまっては大きな痛手だ。
紛失や盗難などのトラブルを防ぐには、物理的な対策も行なおう。首から下げたり服などにつないだままで使用できる長いストラップを利用し、風呂に入るときも防水パックに入れて持ち込むなどして、常に肌身離さず身につけていれば、盗まれる心配はなくなる。
学校の体育の時間のように、どうしても身につけていられない場合も、施錠できるロッカーに入れるなど、防犯を心がけよう。

・ロングタイプのストラップで大事な端末を肌身離さず持ち歩き、落下や紛失から徹底ガード

ストラップは端末の落下を防止したりポケットから取り出しやすくする効果もあるのでぜひ付けておきたい。