野良アプリやバックアップしたアプリをインストールするには「提供元不明のアプリ」を許可しよう

アプリ開発者のサイトや非公式マーケットなど、公式のGoogle Playストア(旧称:Androidマーケット)以外で配布されているアプリや、アプリマネージャでバックアップしたアプリなどは、「APK」という形式のファイルになっている。
このアプリをインストールするには、アプリマネージャなどからファイルを開けばいいのだが、あらかじめAndroidの設定の「提供元不明のアプリ」のチェックボックスをオンに設定しておく必要がある。これは、初心者がよく分からないままに有害なアプリをインストールさせられてしまうのを防ぐための措置だ。
「提供元不明」などと言われると、日本海に出没するいわゆる不審船のように、明らかに悪さを働きそうな印象を受けるかも知れないが、実際には無害な場合も多いので、過度に怖がる必要はない。公式のGoogle Playストアからダウンロード下アプリ以外は、ストアにある物と全く同一でも、一律に提供元不明とみなされてしまうのだ。
大抵のアプリは公式のストアに登録されているので、公式のストア以外からアプリをインストールしたくなる機会は少ないかも知れないが、アプリのバックアップ・再インストールは、Androidを快適に使い続ける上で役に立つはずなので、APKファイルのインストール方法は覚えておいて損はないぞ。

ただし、提供元不明のアプリのインストールを有効にしていると、有害アプリを仕込まれるリスクが増すことは確かなので、マルウェア対策アプリを導入しておくなど、セキュリティには気を配っておく必要がある。多少面倒だが、必要なとき以外は提供元不明アプリのインストールを無効にしておくことでも、セキュリティを高められるだろう。

installapk_001ホーム画面のメニューの「設定」や、アプリ一覧に表示される「設定」アイコンからAndroidの設定画面を開き、設定種別の一覧画面で「アプリケーション」の選択し、「提供元不明のアプリ」という項目のチェックボックスをタップしよう。

installapk_002このような確認画面が表示されたら「OK」を押す。

installapk_003なお、Android4.0以降では、提供元不明のアプリの設定は「セキュリティ」の画面にある。

installapk_004「ES ファイルエクスプローラー」などのファイルマネージャで、端末上にダウンロードしたり保存した拡張子「.apk」のパッケージファイルのあるフォルダを表示し、インストールしたいAPKファイルをタップして開こう。

installapk_005APKファイルを開くと、そのアプリが使用する重要な機能の一覧が表示され、「インストール」を押せばインストールが実行される。アプリの機能を実現ために必要ないはずの権限を求めてくるアプリは、ウィルスやスパイウェアの可能性があるので注意しよう。

installapk_006インストールが完了すると、アプリケーション一覧画面に追加され、ほかのアプリと同様に使用できるようになる。

installapk_007インストールしたアプリのアンインストールなどは、Androidの設定画面の「アプリケーション」→「アプリケーションの管理」(Android4.0以降では設定画面直下の「アプリ」)や、「App Monster」などのアプリマネージャで行おう。

App Monster

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2012年04月08日18時47分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | キーワード:, | Short URL
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