今さら人には聞けないテク! Androidのフォルダ構成を正しく理解しよう

Androidを使い始めたユーザーにとって、パソコンからのファイルコピーは意外と敷居が高い。USBで接続してまず面食らうのが、端末内にやたらたくさんフォルダが存在することだ。

Androidの場合、iPhoneやガラケーと違って自由度が高いのが魅力。そのため端末内に存在するフォルダを全部気前良く、開けっぴろげに見せてくれているわけだが、知識がないユーザーにとっては「何じゃこりゃ?」「どこにファイル入れたらいいの?」という感じになってしまうだろう。そこでフォルダの構成を確認しておこう。

端末アイコン

120405-folder01まずWindowsパソコンにスマホを大容量ストレージとして認識させた場合、「コンピューター」に端末アイコンが表示される。これに関してはとくに問題ないだろう。「設定」→「アプリケーション」→「開発」でUSBデバッグモードをオンにしているとアイコンが表示されないのでその点は注意しよう。

内蔵メモリと外部記憶メディア

120405-folder02端末アイコンをダブルクリックして中身を表示する。これはGalaxy SII(SC-02C)の例だが、ここで「Phone」と表示されているのがスマホ本体の内蔵メモリ。「Card」と表示されているのがmicroSDカードなどの外部記憶メディアだ。外部記憶メディアについてはユーザーが自由に使えるので、説明は省略する。ここからは「Phone」の内容を見ていこう。なお項目名などの表示については機種ごとに異なる場合があるので、自分の環境に合わせて適宜読み替えてほしい。

内蔵メモリ内のフォルダの役割を理解しよう

120405-folder03「Phone」アイコンをダブルクリックすると、ゴチャゴチャッとフォルダ一覧が表示される。慣れていない人であれば、ここできっと「Androidって面倒くせぇ……」と感じることだろう。しかしユーザーが普通に使うフォルダは、この中でもごく一部だ。

DCIM 「DCIM」は本体のカメラで撮影した画像が格納されるフォルダだ。「Digital Camera IMage」の略だと考えると覚えやすいだろう。カメラアプリでの保存先を外部メディアに設定すると、そちらにもDCIMフォルダが作成される。

pictureなど 機種によっては画像用フォルダが用意されている場合もある。フォルダ名は「picture」など、いかにも画像っぽい名前がついている。パソコンから壁紙ファイルなどをコピーするときはここに入れておくといいだろう。

mediaもしくはaudio、musicなど 「media」フォルダには音楽ファイルを入れる。MP3などのファイルをコピーしておけば、スマホの音楽アプリで聴くことができる。またフォルダ名が「audio」「music」などの場合もある。

videoもしくはmovieなど 「video」フォルダには動画ファイルを入れる。機種によっては「movie」などのフォルダ名になっている場合もある。なおカメラで撮影した動画はDCIMフォルダに格納される。

Android インストールしたアプリの一時ファイルなどが格納される。

download 標準のWebブラウザでダウンロードしたファイルが格納される。Google Play以外の独自マーケットからダウンロードしたインストーラなどもこのフォルダに入る。

tempもしくはtmp 一時ファイル置き場。とくにいじる必要はないので放っておいて大丈夫。

アプリのフォルダ 最も多いのがアプリ名が付けられているフォルダだ。「Evernote」「2chMate」といった具合に、各アプリの名前が付いている。この中身は各種アプリのデータファイルや設定ファイルなので、基本的にユーザーが手作業でいじる必要はない。

実際のところ、頻繁に使うのはDCIM、画像・音楽・動画用フォルダ、download程度で、あとのフォルダは初心者ユーザーが直接いじる必要はないだろう。

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2012年04月05日21時53分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード: | Short URL
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