スマートフォン同士で画像などのファイルを転送するならBluetoothが便利

Bluetooth日本の携帯電話の多くは赤外線通信機能を搭載していて、連絡先情報や写真などのファイルの受け渡しに利用されている。しかし、赤外線通信は海外ではあまりメジャーではないため、グローバルモデルのスマートフォンには搭載されていない。
連絡先の受け渡しにはQRコードなどを用いればいいが、データ量の大きいファイルの受け渡しには使えない。メールやオンラインストレージなどインターネット経由で受け渡すという手もあるが、電波が届かない場所にいたり、従量制プランを使っていたりしてデータ通信を使いたくないこともある。
赤外線通信未搭載のスマートフォン同士で直接ファイルを転送したければ、Bluetoothを使うのが手軽だ。過去に接続したことのある端末同士なら、画像ビューアやファイルマネージャの「共有」などのメニューからBluetoothを選び、送信先端末を選択するだけで送信を実行できる。受信側の端末の通知欄に確認メッセージが表示され、タップして表示されたダイアログの承諾ボタンを押せば転送が始まるぞ。
速度は遅めだが、赤外線と違って端末を向かい合わせていなくても転送できるので、ほかのことをしながら完了を待つことが可能だ。

赤外線で連絡先交換はもう古い! 「Menu0」でQRコードを表示して受け渡そう | あんどろいどスマート
ES File Explorer

bluetoothfiletransfer_001Bluetoothを利用するには、Androidのネットワーク設定画面でBluethoothの項目にチェックを入れてONにしておく必要がある。

bluetoothfiletransfer_002過去に接続したことのない端末とやり取りする場合は、受取る側の端末で「検出可能」にチェックを入れて、送信側の端末から検出されるようにしよう。Android4.0の場合は「他のBluetoothデバイスには非表示」という欄をタップすれば検出可能になる。

bluetoothfiletransfer_003ファイルを送信する側の端末では、ES ファイルエクスプローラなどのファイルマネージャアプリで、送信したいファイルのロングタップメニューなどから、共有(Share)や送信(Send)などの操作を実行しよう。なお、ファイルの拡張子によっては転送に失敗することがあるが、リネーム機能で末尾に「.png」などの拡張子を加えれば、正常に転送できるようになる。

bluetoothfiletransfer_004送信先アプリの一覧が表示されたら、「Bluetooth」を選択する。

bluetoothfiletransfer_005Bluetoothの送信先選択画面が表示され、検出されたデバイスや過去に接続したデバイスが表示されるので、送信先デバイスを選択しよう。

bluetoothfiletransfer_006送信を実行すると、受取り側ので端末の通知欄にファイル着信という通知が表示される。

bluetoothfiletransfer_007通知項目をタップすると、このような確認画面が表示されるので、受信したい場合は「承諾」をタップしよう。

bluetoothfiletransfer_008これでファイルの送信が始まる。転送速度は200kbps以下とかなり遅めだが、画像ファイルを送るくらいなら数秒で終わるだろう。

bluetoothfiletransfer_009転送が完了すると、このような通知が表示される。

bluetoothfiletransfer_010通知をタップすると、受信したファイルの一覧が表示され、タップすることで対応アプリで開ける。

bluetoothfiletransfer_011受信したファイルはSDカード上の「bluetooth」フォルダに格納されるので、適宜ファイルマネージャで移動やリネームなどの整理を行おう。

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2012年03月29日13時18分 公開 | カテゴリー: ファイル管理 | キーワード:, | Short URL
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