「まだ早い」と言われても諦めるな!保護者を説得してスマホに乗り換えるための想定問答集

bestbuyスマートフォンの普及に伴い、中高生のユーザーも増えつつあるが、いまだにインターネットに理解がなく、子供にパソコンやスマートフォンを与えたがらない保護者が少なくない。
この記事では、そんな大人がよく用いる主張に対する反論の例を一挙に紹介するぞ。このサイトを見ている人には必要ないかもしれないが、スマホを買ってもらえなくて困っている友達がいたら教えてあげるといいだろう。
なお、あくまで説得のための方便に過ぎないので、内容が実情に沿っているとは限らないことに注意していただきたい。


batsu「まだ早い」「高校を卒業してからで十分」

学生時代にインターネットを利用していなかった世代からすると、スマートフォンなどがなくても学生生活を送るのに支障はないと考えがちだ。
しかし、ネットやコンピュータを使いこなせるのが当たり前の昨今、よい就職先にありつくためには、早い内から先端技術に慣れ親しんでおくのが望ましい。仕事自体にはさほど必要でなくても、優秀な人材を判断する基準の一つとして、情報技術の活用能力が問われることはあるだろう。
学校でもコンピュータの使い方は多少習うが、日常的に使っていなければ身につくことはない。学校で習っていたはずなのに英語ができない大人が少なくないのがよい例だ。
今後景気が悪化して、高校を卒業する頃には就職したりアルバイトをしなければならなくなっているかもしれないので、使い始めるのは早いに越したことはないだろう。

batsu「無理に周りに合せる必要はない」「スマホを持ってないからって仲間外れにするような子とは友達にならなくていい」

「同級生はもうみんな持っている」などと言って説得を試みた時にありがちな返答だ。ゲーム機など娯楽用の機器に関してなら納得できないこともないが、汎用のツールであるスマートフォンでは事情が異なってくる。
Evernoteなどのオンラインドキュメントサービスでノートや資料を見せ合ったり、Googleカレンダーで空き時間を知らせあって遊びに誘うなど、クラスメイト同士での交友にもスマートフォンが活用されることがあるし、無料通話が可能なインターネット電話アプリが通話料金の節約に利用されたりもするのだ。
こうした中で、スマートフォンを持っていない人と付き合うには、余計な手間やコストが必要になるので、疎遠になってしまっても仕方ない。

batsu「調べ物は図書館などですればいい」

ネットが情報収集に役立つと主張した際にありがちな反論である。
確かに、有用な情報は大抵ネット上だけでなく書籍としても出回っているが、一般的な公立図書館程度の蔵書量で入手できる情報は限られている。特に最近はネットの普及で利用者が減り、予算も削減される傾向にあるので、情報量はますます減っている。
また、新しい情報がすぐに出回るネットに比べて、印刷されて出荷されるまでにタイムラグがある書籍は、情報の鮮度も大きく劣っている。図書館では、既に似た内容の書籍が所蔵されていれば、最新の情報が載っている新刊の収蔵は見送られてしまうこともある。
更に、目的の書籍が貸し出し中で利用できない事があったり、営業時間が短いなど利便性にも難がある。
情報収集の効率において、図書館はインターネットの足元にも及ばないと言っていいだろう。

batsu「ネットならうちのパソコンでやればいい」

自宅にインターネット回線が引かれている場合に、「調べ物は図書館ですればいい」に代わって用いられることがある論法だ。
ずっと自宅や仕事場に籠もってあまり外出しない人ならば、確かにパソコンだけで事足りてしまい、スマートフォンを活用する機会は多くない。
だが、平日の多くの時間を学校で過ごさなければならない中高生にとって、自宅でパソコンを利用できる時間は非常に限られている。宿題のために調べ物をするくらいなら十分かもしれないが、情報収集をしてから買い物に行く場合などには、いちいち自宅に戻らなければならないのでは不便だ。
また、インターネット電話アプリのように、外出先でも利用できなければあまり意味がないツールもある。

batsu「ネットにばかり頼っていると思考力が低下する」

ネットユーザーには問題を解決するために自分で考えずにネットで調べて済ませてしまう人が多いとする調査結果があるが、そもそも考えるだけで解決できる問題など実際にはほとんどない。
料理の味付けのように、自分で試して調べられる場合もあるが、大抵は失敗すると材料が無駄になるなどのリスクがある。簡単に正解を調べられるのならそうした方が合理的だ。
また、ネットでの情報収集に思考が必要ないというのも見当違いだ。見つけにくい希少な情報にたどり着いたり、多くの情報を効率よく集めるためには、ツールの使い方を覚えたり検索ワードを工夫するなど、相応の努力が必要となる。目次や索引を確認する以外は工夫の余地のない書籍での調べ物よりよほど頭を使う。
図書館で本のページをめくるなどという将来役に立つ機会が無さそうなアナログな苦労に貴重な時間を費やすよりは、将来も役に立つネットでの情報収集に慣れ親しみつつ、浮いた時間を有意義なことに使った方がいいだろう。

ユーザーの9割が「ネット検索依存症」、思考を放棄した若者たち―中国 (Record China) – Yahoo!ニュース

batsu「ネットには有害な情報が多い」

このようなネット有害論を信じて、子供にインターネットを使わせたがらない保護者も少なくないようだが、有害な情報が出回っているのはネットの外でも同じだ。
全年齢向けの漫画でも過激な暴力表現やエロシーンは少なくないし、不良やギャンブルを美化した作品がドラマやアニメになることもある。ネットで流行る不健全なネタも、ネットの外から持ち込まれたものが多いし、最近はネットで流行ったネタが輸出されることも多い。
そもそも、ネットがない時代にも非行少年は存在したし、現在ネットの内外に不健全な情報を出回らせているのは、ネットがない時代に育った大人なのだから、ネットから遠ざけて育てたところで健全に育つとは限らない。

batsu「出会い系サイトなどで犯罪に巻き込まれる」

同様に、青少年を狙った犯罪が横行しているのも、ネットに限ったことではない。
実際には、ネット上のコミュニティサイトでは、プログラムやスタッフによる監視や、ほかのユーザーによる通報などがあるので、オフラインの犯罪よりも兆候を事前に見つけやすくなっている。また、何らかの事件に巻き込まれても、書き込みログなどの手がかりを得やすい。このような監視の行き届かないオフラインの犯罪の方が厄介かもしれない。
ネット上の犯罪ばかりが目立っているのは、このように事件が明るみに出やすいだけでなく、ネットへの利用者流出を遅らせたいマスコミが偏向気味に報道しているせいもあるだろう。

batsu「ゲームばかりやって勉強が疎かになる」

これもまたネットやスマートフォンだけの問題ではない。ゲームだけならゲーム機やゲームセンターなどでもできるので、スマートフォンがあってもなくても、ゲームにのめり込みやすい人なら、のめり込んでしまうことに変わりはないだろう。
それならば、ゲームにしか使えないゲーム機やソフトよりは、ほかのことにも役立つスマートフォンを買い与えたほうが有益だ。

batsu「ゲームならゲーム機でやればいい」

スマートフォンはゲーム以外にも役立つが、ゲームにしか利用しない場合でも利点はある。
ゲームソフトは1本何千円もするし、ゲームセンターは100円で数分しか遊べないが、スマートフォンには無料のゲームも多数存在するのだ。
無料ゲームというと、GREEやモバゲーのように基本プレイ無料で釣って高額な課金アイテムを買わせるという商法が横行しているが、Androidには本当に完全無料のゲームも多い。また、有料のゲームを合法的に無料で入手できる「GetJar」のようなサイトもある。

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batsu「料金が高い」「課金サービスで何万円も請求されたりする」

いろいろな理由を並べ立てても、結局は出費を増やしたくないというのが本音の人は多いだろう。確かに、携帯電話会社の定額パケット通信サービスは月額5000円以上と通常の携帯電話料金に比べて高めだ。
しかし、スマートフォンでは、通話を無料のインターネット電話で代用して通話料金を削減したりして、ほかの部分で支出を抑えることが可能だ。
また、低速だが月額950円のIIJmioなど、低価格なモバイルデータ通信サービスも存在する。
なお、携帯電話の料金と一緒に請求されるキャリア決済は、利用時にパスワードの入力が必要なので、保護者が事前に変更しておけば、知らない間に利用してしまう心配はない。

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2012年03月27日16時07分 公開 | カテゴリー: 節約・お得情報 | キーワード: | Short URL
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