「クリップボード履歴」は、その名の通りクリップボードにコピーされたテキストの履歴を記録して、過去にコピーしたテキストの入力を省力化してくれるツールだ。ホーム画面などから呼び出して履歴上のテキストを再コピーできるほか、日本語入力エンジンのマッシュルーム拡張から呼び出して直接貼り付けることも可能だ。
Androidにはクリップボード履歴アプリはいくつか存在するが、このアプリでは履歴項目の使用頻度による並び替えやキーワード検索などの機能が用意されているので、目当ての項目を見つけやすくなっている。初期設定では20件までしか記録されないが、設定で保存件数を多めに変更しておけば、これらの機能が一層役立つだろう。
他にも、複数の履歴項目を選択して一括削除したり、改行区切りの一つのテキストに結合する機能なども搭載されているぞ。

「クリップボード履歴」をホーム画面などから起動すると、コピーしたテキストの履歴が表示され、タップすることでクリップボードにコピーされる。メニューボタンを押すと表示されるメニューの「設定」で動作設定を行える。

「周期」でクリップボードのテキストを監視する間隔を、「保存数」で履歴数の上限を設定できる。

テキスト入力中に過去にコピーしたテキストを入力したくなったら、日本語入力エンジンのマッシュルーム拡張アプリ呼び出し操作を行おう。

マッシュルーム拡張アプリの一覧が表示されたら、「クリップボード履歴」の項目を選択する。

表示された一覧から貼り付けたい項目をタップしよう。

呼び出し元のテキスト入力欄に、タップした項目のテキストが入力されるぞ。

項目の左のチェックボックスにチェックを入れ、メニューの「削除」を押せば、不要な履歴項目をまとめて削除できる。また、「統合」を押せば、選択したテキストを改行区切りで連結したテキストが履歴の先頭に追加されるぞ。

上部の「並び替え」の欄をタップすると、履歴項目の並び順を変更できる。

メニューの「検索」を押すと、このようなキーワード入力欄が表示され、条件に一致する履歴項目を絞り込み表示できる。なお、現在の所、初期状態で「完全一致」が選択されているので、「含む」に切り替えて利用しよう。

・クリップボード履歴