「マッシュルーム拡張」は、定型文やクリップボード履歴など、さまざまなテキスト入力機能を日本語入力エンジンから素早く呼び出せる仕組みだ。もともとは「Simeji」という日本語入力エンジンに搭載されていたが、現在では多くの日本語入力エンジンが採用しており、対応する拡張アプリも多数作られている。
しかし、先日公開されたGoogle日本語入力など、マッシュルーム拡張に対応していない日本語入力エンジンも存在する。
Google日本語入力を使いつつマッシュルーム拡張アプリを使いたければ、「マッシュドアー」を使ってみよう。通知欄の項目をタップすることでマッシュルーム拡張アプリの一覧を呼び出し、結果の文字列をクリップボードにコピーできるぞ。手順は少し増えるが、いちいちマッシュルーム対応の入力エンジンに切り替えるよりは手軽に、便利なテキスト入力機能を利用できる。
マッシュルーム拡張アプリを多用したテキスト入力を行いたい場合は、「マッシュルームシーケンサー」を使うといい。入力欄の下に拡張アプリの一覧が表示されるので、このアプリ上でGoogle日本語入力とマッシュルーム拡張を使ったテキスト入力を行い、最終的に入力先のアプリに貼り付ければいいぞ。
「マッシュルームシーケンサー」は、通知欄に常駐させずに単独で実行しても利用できるので、「ssFlicker」などのサブランチャーから呼び出して使ってもいいだろう。

ホーム画面からマッシュドアーを起動したら、「起動する」にチェックを入れて通知欄に常駐させよう。

「アプリケーション設定」では、リストに表示される拡張アプリを選択できる。プリインストールされていて削除できない不要なアプリや、ホーム画面からの実行でしか利用せずマッシュルームからの呼び出しは不要なアプリなどは、チェックを外してしまおう。

テキスト入力中にマッシュルーム拡張アプリを使いたくなったら、ステータスバーから通知欄を展開し、マッシュドアーの項目をタップしよう。

「マッシュルームアプリに文字列を渡す」を有効にしていると、このようなダイアログが表示される。キーワードを元に変換などを行なうタイプのアプリを利用する場合は、変換元のキーワードを入力しよう。

設定で有効になっている拡張アプリの一覧が表示されるので、使いたい拡張アプリを選択する。

マッシュルーム拡張アプリが起動するので、入力する文字列の選択などを行おう。

マッシュルーム拡張アプリの処理結果がクリップボードにコピーされ、直前に操作していた画面に戻るので、貼り付けの操作を行おう。

「マッシュルームシーケンサー」は、通知欄やサブランチャーなどから起動すると、テキスト入力欄とマッシュルーム拡張アプリの一覧が表示される。左上のボタンを押すとテキストがクリップボードにコピーされ、マッシュルームシーケンサーは終了する。

マッシュルームシーケンサーの画面で端末のメニューボタンを押すと表示されるメニューから「設定」で設定画面を開き、「通知領域に常駐」を選択すればステータスバーから呼び出せる。ただし、サブランチャーを使っているならそちらから実行したほうが使いやすいぞ。

・マッシュドアー
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