自宅プロキシで不要HTML除去+圧縮して通信量を削減しページ読み込みを高速化 特集まとめ(目次)

androidproxy1日100メガバイト程度の通信量でも速度制限をかけられてしまうことのあるモバイル回線では、通信量の削減は重要課題だ。「Opera Mobile」のターボ機能や「Opera Mini」を使えば、通信を圧縮して転送量を削減できるが、Twitterのように同一IPアドレスからの連続アクセスに制限があるサイトなどが正常に表示できないなどの難点がある。
自宅のパソコンに「airproxy」を導入しておけば、このような不具合なしに通信を圧縮して通信量を削減できるぞ。さらに、「Privoxy」を利用すれば、HTTPヘッダを書き換えたり不要コンテンツを除去したりして通信量を削減可能だ。Opera Mobileのfilter.iniなどで端末側で処理するよりも削減効果は大きい。これらのツールを組み合わせて快適な自宅プロキシサーバを構築する方法を解説しよう。


目次

Privoxyとairproxyによる通信量削減プロキシを構築するには、少々ややこしい設定が必要だ。そこで、ファイルをコピーしてBATファイルを実行するだけでサーバを起動できるように設定済みの設定ファイル群を用意したぞ。

設定ファイルにアドレスを書き加えれば、除去対象から漏れてしまったコンテンツを除去されるようにしたり、JavaSriptやCookieの除去によって本来の機能が利用できなくなっているサイトを除去処理の対象外にして正常に表示させたりできる。

Privoxyでアクセス先のサイトごとに「User-Agent」を変更すれば、パソコン版にしかない機能を利用したいサイトはパソコン版で表示しつつ、ほかのサイトはモバイル版で表示して通信量を削減できる。Opera Mobileにある同様の機能よりも柔軟な設定が可能だ。

Opera Mobileで「Referer」の送信を無効にすれば、通信量を削減できるが、一部のサイトで画像が表示されないなどの問題が発生する。そこで、今回用意した設定ファイルでは、PrivoxyでRefererを補完するようにしたぞ。必要に応じて個別設定を行えば、大抵のサイトは正常に表示できるはずだ。

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2011年09月17日11時48分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, | Short URL
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