パソコン版Googleドキュメントでレイアウトや文字装飾の付いた文書を作成 特集その1
パソコン版のGoogleドキュメントには、市販のオフィスソフトの代わりとしても十分なほどの機能が備わっているが、モバイル向けバージョンは、まだ低機能だ。有料の編集アプリがいくつかあるが、パソコン版Googleドキュメントほどの機能はない。
Android上で本格的なオフィス文書ファイルの編集を行ないたければ、パソコン版のGoogleドキュメントを利用しよう。標準ブラウザなどではうまく動作しないが、自前のページレンダリングエンジンを搭載したAndroid版「Firefox」なら、ある程度の機能を利用可能だ。
動作が重く操作性もよいとは言えないので、ノートパソコンの代わりなどとして頻繁に利用するのは厳しいが、どうしてもAndroid端末だけで文書作成を行わなければならない場合には十分に役に立つはずだ。
なお、Android版Firefoxはまだ開発途上のアプリだ。バージョンアップを重ねて軽量化や安定性の向上が進めば、もう少し快適にパソコン版Googleドキュメントを使えるようになるだろう。
FirefoxでGoogleアカウントにログインしてGoogleドキュメントのトップページにアクセスしたら、「作成」ボタンを押してドロップダウンメニューから「文書」などを選択するか、右のリストから編集したい文書を選択しよう。
文書のページは、新規タブとして開かれるが、メモリを節約するため、Googleドキュメントのホーム画面やそのほかのタブは閉じておいたほうがいいぞ。タブを閉じるには、画面を右にドラッグして左にタブバーを表示させ、閉じたいタブの×ボタンを押せばいい。なお、×ボタンは見た目よりも少し内側をタップしたほうが認識されやすいぞ。
Firefoxでワープロ文書に文字を入力
Android版Firefoxでは、テキストボックスがアクティブな時以外でも、端末のメニューボタンを長押しすることでソフトキーボードが表示され、テキスト入力を行なえる。文書を新規作成した直後などは、入力カーソルが出ているように見えても入力が無視されてしまうことがあるが、ページ上をロングタップしてポップアップメニューを出したりしてからなら、正常に入力されるようになるぞ。
ワープロ文書の編集画面で端末のメニューボタンを長押しすると、ソフトキーボードが表示される。ただし、文書の新規作成直後などは、キーを押してもこのように画面に文字が反映されず、入力が行えない。
文字入力が反映されない場合は、一度画面上をロングタップするといい。このようなメニューが表示されるが、メニュー自体は不要なので適当な場所をタップして消しておこう。
一度ポップアップメニューを表示してからなら、文字入力が反映されるはずだ。
パソコン版なら見出しの作成や文字強調も可能
パソコン版Googleドキュメントなら、文字の大きい見出し行を作成したり、テキストのに太字などのスタイルを付加して強調するなど、モバイル版ではできない高度な編集が可能だ。
ただし、テキストの範囲選択ができないので、既存のテキストのスタイルを変更することはできない。ツールバーで文字スタイルを切り替えながらテキストを入力していこう。
なお、ワープロ文書の編集画面ではなぜかズーム操作が行えないため、スマートフォンを縦に持って使っていると、ツールバーアイコンが細かすぎてタップしづらい。端末を横にすれば、アイコンサイズが大きくなるので操作しやすくなるぞ。
見出しを作成するには、見出しにしたい行に入力カーソルが合わさった状態で、ツールバーの「標準テキスト」となっている部分をタップし、「見出し1」などの項目を選択しよう。
「B」アイコンを押して枠が付いた状態にすると、入力したテキストが太字になる。「I」は斜体、「U」は下線付きだ。「A」を押すとカラーパレットが表示され、文字色を変更できるぞ。右の「T」は背景色だ。
このように、文字の色を変えられたぞ。ただし、文字のサイズが小さいので、太字と通常の文字と違いは分かりづらい。
通常の文字スタイルに戻すには、ツールバーのアイコンを押して選択を解除したり、色を選択し直せばよい。
表は適当な行・列数で挿入してから修正しよう
メニューからは表などの挿入も可能だ。表の挿入時には、格子状のパネルをクリックすることで行や列の数を指定するようになっているが、Android端末上では細かすぎて正確なタップが難しい。適当な行・列数で挿入してから、メニューのコマンドで行や列を追加・削除するといいだろう。
表を挿入するには、挿入したい位置をタップして入力カーソルを移動した状態で、メニューバーの「表」を押し、「表を挿入」を押して、右に表示されたパネルで行と列の数を選択する。
行・列数を選択すると、このような表が挿入される。行や列の数を修正するには、表のセルにカーソルを合わせてメニューバーの「表」を押せばいい。このようなメニューから挿入や削除を行えるぞ。
編集したファイルはさまざまな形式でダウンロード可能
Androidアプリ版Googleドキュメントでは、サーバ上のドキュメントはPDF形式でメールアプリなどに送ることしかできないが、パソコン版GoogleドキュメントからならMicrosoft Ofiiceで利用されている「doc」形式などでダウンロードすることも可能だ。
文書ファイルをダウンロードするには、メニューの「ファイル」→「形式を指定してダウンロード」からファイル形式を選択しよう。
ダウンロードが完了したら、通知欄のメッセージや、Firefoxのメニューの「その他」→「ダウンロード」などから開けるぞ。
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2011年09月12日13時17分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:特集 | Short URL
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