情報の不正送信が心配なアプリは電波OFFモードで実行すればいい

着信音の設定などで連絡先データの読み書きパーミッションが必要なアプリは、個人情報を不正に送信されないか心配なので、「完全なインターネットアクセス」のパーミッションが必要ないアプリを選びたいところだ。
だが、インターネットアクセスパーミッションは、ネットサービスとの連携機能を備えたアプリや広告が埋め込まれたアプリなど、多くのアプリで必要となるため、多少マイナーなジャンルだとネットアクセス権が不要の代替アプリが見つからないこともある。
「連絡先データの読み取り」などの重要なパーミッションと「完全なインターネットアクセス」のパーミッションを合せて要求するアプリを安全に利用したければ、すべての通信機能を無効化する「電波OFFモード」や「機内モード」などの機能を利用しよう。
万が一情報の不正送信を行う有害アプリだったとしても、ネットに繋がっていなければ悪さはできないぞ。
ただし、「システムの全般設定の変更」パーミッションを利用して勝手に電波をONにされたり、「起動時に自動的に開始」で密かに起動して通信可能になるまで潜伏したりされると、不正送信を行なわれてしまう可能性があるので注意が必要だ。

offlinemode_001このアプリは、自作した着信バイブを連絡先に登録されている発信元に個別に割り当てるアプリなので、連絡先データの読み取りなどのパーミッションを要求するが、作成したバイブレーションパターンをアップロードする機能などのためにインターネットアクセスも要求しているので、情報を不正送信されないか心配だ。

offlinemode_002端末の電源ボタンを長押しなどから、「電波OFFモード」や「機内モード」などを実行し、通信を遮断しよう。

offlinemode_003ステータスバーのアイコンなどから通信状態を確認できる。ブラウザなどがネットにアクセスできなかったときは、電波OFFモードを解除し忘れていないか確認しよう。

offlinemode_004電波がOFFになったら、情報の不正送信が心配なアプリを起動して作業を行なおう。インターネットアクセスパーミッションを要求するアプリでも、通信を必要としない機能は、電波OFFモードでも問題なく利用できるはずだ。

offlinemode_005作業が済んだら、アプリを終了しよう。戻るボタンなどで画面を閉じただけだと、アプリケーションのアクティビティは終了するが、プロセス自体は終了せずに残っていることがあるので、念のためアプリの詳細情報画面などから強制終了しておこう

offlinemode_006アプリを終了したら、「電波OFFモード」や「機内モード」などを実行し、通信可能状態に戻しておこう。

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2011年08月30日01時10分 公開 | カテゴリー: セキュリティ | | Short URL
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